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ラフから上手く打てるクラブとは。

★みなさん、こんにちは。

ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。

今回もよく寄せられるご質問の中から、考え方の参考にしていただけるアドバイスをしたいと思います。

そのご質問とは、

『ラフからのショットが苦手です。ラフから打ちやすいクラブを教えてください』

というものです。

まずお断りとして、「ラフからのショットに特化した製品」というのはピンでは発売していません。

そして、ドライバーやパターを除けば、いずれのクラブもラフからもショットすることを考えて開発されています。

では、ラフからのショットには何が必要か考えてみましょう。

★まずラフからのショットがなぜ難しいのかを考えます。

ゴルフコースにおいて、ティーイングエリアからグリーンに至るまでのハザード以外のエリアを「ジェネラルエリア」と呼びます。

ルール上は「フェアウェイ」および「ラフ」という定義はありませんが、曲げたショットに対して、バンカーや池ほどではないにしろ何らかのペナルティを与えようと意図したものがラフだと考えられます。

そう考えるとバンカーほどではないけれど、フェアウェイよりは高い難易度が求められるのがラフからのショットです。

そしてなぜラフが難しいかと言えば、インパクトの瞬間にフェースとボールの間に芝切れが挟まるからです。

ラフの長さやボールの沈み具合により、どのくらい芝の影響を受けるかを判断するのが難しいので、意図した通りのショットを打つことが難しいのです。

ではフェースとボールの間に芝切れが挟まると、どのような現象が起こるのでしょうか。

いわゆる『フライヤー』という現象です。

このフライヤーを「飛びすぎる現象」と理解している方もいるかもしれませんが、もう少し正確に言うと「バックスピン量が減りすぎてしまう現象」です。

アイアンショットにおいては、『グリーンに止まる』ということも重要ですので、揚力を生み出すバックスピンというのがある程度必要となります。

バックスピンが減少するという事は、ボールが上に上がろうとする力が減少するという事です。

その分、前に飛びすぎてしまうという事もありますし、早く落ちてしまって距離が出ないという事もあります。

どのような結果になるか、打ってみるまで分からないという部分がラフからのショットを難しくしてしまっているのでしょう。

★では、どんなクラブを選択すればいいのでしょうか。

まず製品におけるテクノロジーとしては、マイクロマックスグルーブやエメリーブラスト仕上げといったバックスピンを確保する性能が盛り込まれています。

i525GLIDE4.0のコラムをご覧いただくと、製品の進化がお分かりいただけると思います。

次に考えられることとして、ボールの上がりやすいクラブをバッグの中に入れておくことです。

同じロフトで比較した場合、アイアン<クロスオーバー<ハイブリッド<フェアウェイウッドの順にボールは上がりやすくなっていきます。

ですから例えば5番アイアンはラフからのショットがしんどいな、と感じたら同程度のロフトのハイブリッドやフェアウェイウッドと入れ替えてみる事をお勧めします。

試打会などでゴルファーとお話をしていると、小さいヘッドの方が芝の抵抗が少ないのでラフからのショットが打ちやすいのではないか、と考えている方多いようです。

つまりフェアウェイウッドよりハイブリッド、ハイブリッドよりアイアンの方がラフから打ちやすいという真逆の考えです。

なぜ真逆の2つの考え方があるのでしょうか。

おそらく同じロフトのフェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアンがバッグの中に入っているゴルファーはごく少数だと思います。

ほとんどのゴルファーはフェアウェイウッド、ハイブリッド、アイアンと徐々にロフト角が大きくなっていくセッティングになっているでしょう。

それであればロフト角の大きなクラブの方がボールは上がりやすいですから、アイアンの方がラフから打ちやすいと考えるのも当然です。

そうです。最後の手段として、ロフト角の大きいクラブを選択するということです。

ロフト角が大きくなればそれだけボールの打ち出し角が増え、バックスピンも増えるので、ラフからのショットが安定しやすくなります。

20度で打てそうになければ25度、25度で打てそうになければ30度のクラブを選択するのです。

ロフトが増えれば飛距離は落ち、グリーンまで届かなくなるかもしれませんが、そもそもラフがペナルティであるという前提に帰れば、届かなくても『諦める』という事も必要かもしれません。

このラフの深さだったらどのクラブまでなら使えるかな、ということを認識していくには経験を積むしかありません。

しかしボールが上がりやすいクラブほど、ラフから打ちやすいクラブであると把握しておくことは、きっとあなたのゴルフを有利に導いてくれるはずです。

2022/09/16 12:00

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