ジュニアだってフィッティングできるんです
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
みなさんがゴルフを始めたのは何歳の頃でしょうか。
大人になってから始めた方が多いとは思いますが、中にはジュニアの頃からやっていらっしゃる方もいることでしょう。
ちなみに私は中学1年生のときに始めました。
当時の私の身長は140cmくらいだったと思いますが、クラブは父のお下がりをそのまま使っていました。
小柄で華奢だった当時の私には、スチールシャフトのドライバーはさすがに重たかった記憶があります。
すぐにドライバーだけカーボンシャフトのものを買ってもらいましたが、アイアンはスチールシャフトの挿さったマッスルバックを結局高校を卒業するまで使い続けました。
当時の私はもちろん、父もゴルフクラブには無頓着の一般的なサラリーマンゴルファーでした。
その間にも私の体は徐々に成長し、中学を卒業するころには160cmほどに、高校2年生の頃には今とほとんど変わらない体型になりました。
はじめて100を切ったのは高校1年生の夏でしたが、やはり中学生の私には重くて長いクラブには無理があったのでしょう。
今では“フィッティング”という仕事に携わっているので、体にクラブを合わせる重要性を理解し、むしろそれを多くのゴルファーにお伝えしています。
★では大人のフィッティングと、ジュニアのフィッティングは何が違うのでしょうか。
大人のフィッティングは体型も考慮しますが、弾道を調整するという役割もあります。
身長が伸びるということはありませんし、スイングを修正して弾道を調整するには長い時間と労力がかかります。
それよりもクラブに手を加えることで、打球の方向性であったり高さであったりを希望に近づけていきます。
一方でジュニアのフィッティングは、体型に合わせることを重要視しています。
成長途上である子どもたちは、それこそ1ヶ月で身長が1cm伸びることすら珍しくありません。
弾道の調整のためにクラブに手を加えても、体がどんどん変わっていくので調整が逆効果になってしまうこともあります。
それよりも現在の体型に合わせてあげることで、無理のない自然なスイングが身に付き、また体に必要以上の負担がかからないようにもなります。
そして体が成長し、クラブに対して違和感を感じるようになってきたら、再び調整を加えてあげると、また自然にスイングが出来るようになります。
★具体的にはこんなフィッティングをしています。
まずはお子様の体型を確認します。
身長と手首から床までの長さと大人と同じように計測します。
そしてその数値をジュニア専用のカラーコードチャートに当てはめます。
身長に靴の厚み分3cmを足した数値から各クラブの長さが推奨されます。
そして手首から床までの長さとの交点の色が、アイアン/ウェッジの推奨カラーコードとなります。
さらにお子様の成長に合わせたサービスプログラムもご用意しています。
体型に合わせることが大事ですが、その都度買い替えていては負担も大きくなってしまいます。
「5本以上のお買い上げ」という条件は付いてしまいますが、ライ角調整やシャフト長の延長が1回無償サービスとなります。
そして身長が160cmを超えたくらいから、ジュニアクラブから卒業です。
大人用の一般的なカラーコードチャートから、長さとライ角が推奨されます。
ジュニアのゴルフクラブ選びというのは大人以上に大変かもしれませんが、ぜひピンのカラーコードチャートをご参考にしてみてください。
2020/11/26 11:00