
金谷拓実選手、ANAオープンゴルフトーナメントを制す! G440 LSTが導いた“キャリーで攻める”決断
金谷拓実選手がANAオープンゴルフトーナメント(以下、ANAオープン)のプレーオフを制し、堂々の優勝を果たした。
勝敗を分けたのは、最終18番パー4で繰り広げられたプレーオフの2ホール目。その舞台で金谷選手が見せたのは、迷いのないクラブ選択と、それを裏付けるドライバーへの揺るぎない信頼感だった。
ドッグレッグが多く、風の影響を読み切ることが求められる札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(以下、輪厚コース)で、金谷選手を支えたのはG440 LSTドライバー。
高打ち出しだが風に強い低スピンの弾道によって、ビッグキャリーで攻めることができ、さらに操作性の高さによって風の中でも球筋を自在に操ることができた。だからこそ、刻むのが“正解”とされる場面でも、ドライバーを振り抜くという大胆な決断ができたのだ。

勝敗を分けたのはプレーオフ2ホール目でのクラブ選択
プレーオフ(PO)の舞台となった18番ホール(パー4)は、セカンド地点右サイドにフェアウェイバンカーがあることで、フェアウェイの幅が狭くなり、「安全策ならドライバーは不要」とされる設計。ライバル選手のように3Wなどで刻むことがセオリーであり、“正解”とされる選択肢だった。
PO1ホール目はライバルがティーショットを刻む中、金谷選手はドライバーでフェアウェイをキープし共にパー。両者の差は生まれなかった。
だがPO2ホール目、状況が一変する。ライバルは再び刻む選択をしたが、ショットは右サイドのフェアウェイバンカーへ。バンカーには届かないだろうという判断だったが、様々な要因が重なった結果、飛びすぎてしまったセカンドはバンカーのあご近くという厳しいライとなり、花道に出すしかなく、グリーンを捉えきれずボギーに終わった。
対する金谷選手は変わらずG440 LSTドライバーを振り抜き、バンカーを避けて左サイドのラフに止まった。決して完璧な位置ではなかったが、バンカーという致命的なリスクを避け、攻め筋を残すことに成功。そこからアイアンを握り、果敢にグリーンを狙ってピン左奥10mに乗せ、冷静にパーをセーブ。勝負を決めた。
セオリー通りの“刻み”を選ぶ安全策と、ドライバーで攻める判断。両者のクラブ選択の差が、勝負を決する大きな分かれ道となった。
コースレイアウト参考:札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース公式WEB
キャリーと操作性――G440 LSTが与えた武器
金谷選手が攻め切れた背景には、G440 LSTの性能を自分に合わせてフィッティングし、最適なスペックに仕上げたクラブに全幅の信頼を寄せることができたことが挙げられる。
- 低スピンで風に強い弾道:風の出入りがあるコンディションでも吹き上がらず、狙ったラインを維持。
- ブレない安定感:オフセンターヒット時の曲がりを抑え、思い切り振り抜ける安心感。
- 操作性:フェード・ドローを自在に操り、ドッグレッグや強風といったタフな状況でもマネジメントの幅を広げた。
- ロフト+1°調整:データと感覚をすり合わせ導いたスペック。打ち出し角を最適化し、キャリーで攻められる確信を持たせた。
まさにキャリー、安定感、操作性。この三拍子が揃っていたからこそ、セオリーではなく“攻め”を選び、それを実行できたのだ。
金谷選手のクラブ観の進化と、ツアー担当との信頼
金谷選手はPINGのクラブを使用し始めた中学生時代からフィッティングを重ねてきたが、近年は「よりクラブに向き合う姿勢」を強めている。
PGAツアーを経験する中で、日本と米国で異なる芝質や土壌を踏まえ、モデル選びやシャフト、ソール形状まで含めてシーズン中も微調整を続けており、その過程には、信頼するツアー担当の存在がある。
データに基づく分析やアドバイス、そして金谷選手自身の感覚。その両輪を重ね合わせて最適解を導く姿勢が、今回のロフト+1°調整や、クラブセッティング全体に生きている。
今後、結果を残したドライバーのスイッチのように、さらにセッティングを変えていくことも十分考えられるので、常に進化を続ける金谷選手とそのクラブセッティングに注目して欲しい。
このように、プロにとってのツアー担当は、アマチュアにとってのフィッターにあたる。つまり、自分に合ったクラブを見つけることは、プレーの精度を大きく左右する重要な要素であり、そのための最短距離はフィッティングを受けることだと言える。
あなたも“自分に合ったクラブ”を
金谷選手が示したのは、正解とされる安全策を理解したうえで、それを超えて攻め切れる武器を持つことの強さだった。 その武器は、選ばれたクラブそのものだけではなく、自分に合ったクラブを手にしているという確信。
あなたもフィッティングを通じて、自分に合ったクラブを見つければ、迷わず振り抜ける自信を手にできるはず。

PINGは皆様に自分にあったクラブを選び、PLAY YOUR BESTを実現してもらうためのフィッティング環境を全国で用意しています。
是非お近くの認定フィッター在籍店でPINGフィッティングを受けてみてください。
あなたがPLAY YOUR BESTを実現する一助になれば幸いです。

WITB(金谷拓実選手/ANAオープン優勝時)
- Driver: PING G440 LST(9°/LOFT+1°)
- Fairway: G410 LST 3W(14.5°)
- Hybrid: G410 3H(19°)
- G710 #5(LIE:RED), i230 #5–PW(LIE:BLACK)
- Wedges: Glide Forged Pro 52/S(LIE:RED)
- Glide Forged Pro Raw 58/S, (LIE:RED)60/T(LIE:RED)
- Putter: SIGMA2 ARNA
2025/09/24 17:25










