2023年もよろしくお願いします。
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
新年あけましておめでとうございます。
本年もピン、そしてこのフィッターブログをよろしくお願いいたします。
★新年いきなり新製品のご紹介です。
新年早々ですが、この春に発売される新製品が発表されました。
2023年1回目のブログでは、3月に発売されるG430 HLをご紹介いたします。
HLとはHigh Launch(ハイ・ローンチ)の頭文字で、高弾道を意味します。
弾道が低いことが原因で、キャリーを出し切れなかった方にとっては、大きな恩恵を受けられるモデルになることでしょう。
では昨年11月に発売したG430とは何が違うのか見ていきましょう。
★G430HLはG430のテクノロジーを投入した“軽量クラブ”です。
G430HLの一番の特徴は、軽量ヘッド+軽量シャフト+軽量グリップ+軽量スペックによりヘッドスピードが上がり、高弾道でキャリーと飛距離を伸ばせるクラブです。
ですが誰にとっても恩恵があるクラブというわけではありません。
むしろ多くのゴルファーにとっては、昨年発売したG430の3つのヘッドと3つのシャフトの方が高いパフォーマンスを発揮することができます。
しかしヘッドスピードが遅いゴルファーの中には、軽量クラブを使って速く振れるようになることが、最もパフォーマンスに繋がってくる方もいらっしゃいます。
そのような、主にヘッドスピード38m/s以下の方をターゲットにしたのがG430HLなのです。
ヘッドにはHL専用の軽量ウェイトが装着され、これは通常のG430に比べ10グラム程度軽くなっています。
シャフトはフジクラのFUJIKURA SPEEDER NX 35と45の2種類が用意されています。
RやSといったフレックス設定はどちらにもなく、重量違いの2種類です。
G430標準のALTA J CB BLACKに比べ、より軽量でしなりが大きく弾道が上がりやすいことが特徴のシャフトです。
G430HLはこの2種類のシャフトのみ選択肢にあり、ALTA J CB BLACKやその他カスタムシャフトを装着することはできません。
逆に既存のG430 MAXやG430 SFTには、このFUJIKURA SPEEDER NX 35もしくは45を装着することも可能です。
そしてグリップも専用のIOMIC STICKY SL AQUAという軽量グリップを用意しています。
こちらもG430標準のGP 360 LITE TOUR VELVETに比べると、同じアクアのサイズでも10グラム軽量化されています。
このようにゴルフクラブの3つのパーツが全て軽量に作られています。
★この軽量クラブでも豊富な選択肢が用意されているのが、ピンのフィッティングです。
ヘッドはスタンダードモデルのMAXとよりつかまりの強いSFTの2種類から選択できます。
G430MAXよりG430HL MAXの方がつかまりは強いですが、それでもまだスライス系のミスが出てしまうなという方はG430HL SFTをお試しください。
ロフトについてもMAXは9度、10.5度、12度があり、SFTは10.5度のみですが、それぞれ最大±1.5度のロフト調整が可能です。
高弾道が特徴のクラブとはいえ、高く上がり過ぎてしまってはやはり飛距離をロスしまうので、適正な高さで飛ばせるロフトを探しましょう。
そして先述の通り、シャフトも2種類の重量から選択できます。
いずれもALTA J CB BLACKより軽いシャフトですが、35の方を選択すればレディースモデルにも近い重量帯になってきます。
ということは女性にとっても飛距離を最大化できる可能性のあるクラブです。
レディースモデルのG Le 2に比べると、より硬派なデザインとも言えるでしょうから、そのようなクラブがお好みの女性はぜひ試してみてください。
そのような方のために長さもご指定が可能です。
G430HLドライバーの標準長さは46インチと、G Le 2の44.5インチに比べると結構長めの設定です。
0.25インチ刻みでご指定できますので、最も振りやすいと感じる長さを選択してください。
ドライバーに限らずフェアウェイウッドやハイブリッドも同様に長さのご指定が可能です。
ゴルフクラブの長さは見落とされがちではありますが、フィッティングする上では結構大事な要素です。
このG430HLは、今までのラインナップにはなかった軽量モデルです。
G430が少し重いと感じた方、「ピンのクラブって重いんでしょ?」と思って打ったことのない方、ぜひG430HLを試してみてください。
2023/01/13 12:00