不調の原因、正しく理解してますか?
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
ゆけゆけG425キャラバン隊も毎週末賑わいを見せております。
前回からフィッティング予約を増枠したにも関わらず、予約が次々と埋まっていきます。
すでにご参加頂いたお客様、ご予約をされて今か今かと楽しみにされているお客様、本当にありがとうございます。
ご予約はこちらのページで承ります。
★今日のテーマはちょっとした勘違いからくる実例のご紹介です。
新潟で出会ったお客様です。
今年の春ころにG425MAXドライバーをご購入されたそうですが、「どうもシャフトがやわらかい気がして振りづらい」という事でご相談にいらっしゃいました。
シャフトはALTA J CB SLATEのRフレックスでした。
『それではまずSRを打ってみましょう』からスタートしますが、数球打っても首を傾げるだけです。
『ALTA J CB SLATEのしなり感が合わないのかな』と思ってPING TOUR 173-55 SRを打っていただきました。
それでも首を傾げるだけで、何となく振りづらいとしかお答えが出てきません。
そこで私はピンときました。
明らかなミスヒットも多いのですが、そこそこの当たりをしても全てスライスしていたのです。
お客様のドライバーをこっそりMAXからSFTに変えて、『こちらのシャフトを打ってみてください』とお渡ししました。
「あ、今までで一番振りやすい。このシャフトなに?」
『お客様の使っているシャフトですよ』
「え?どういうこと?」
『同じシャフトでヘッドモデルを変えました。お悩みの原因はシャフトではなくヘッドの方でした。』
★『振りづらい=シャフトが合ってない』とは限らないのです。
ゴルファーはクラブに振りづらさを感じると、ついついシャフトが合っていないのかなと思ってしまいます。
しかし同じシャフトでもヘッドが変わると、ゴルファーの感じ方が変わることは珍しくありません。
また『フィッティング=シャフト選択』と思っている方も多いです。
ドライバーの場合は特にシャフトに原因を求めがちです。
しかしドライバーはヘッド体積が大きいので、その分モデルにより重心位置も大きく異なります。
重心位置が異なると、ヘッドの挙動も異なりますので、それが打球の方向性に大きく影響を与えます。
そしてフィーリングまで変わってしまうこともありますが、ヘッドのフィーリングをシャフトのフィーリングと勘違いしてしまったようです。
ヘッドとシャフトの役割をそれぞれに考えることは重要ですが、それぞれにフィーリングを分割することはできません。
シャフトが合っていない、と先走って決めつけてしまうのは避けましょう。
まずはどこに原因があるのか、フィッティングを受けることが重要です。
日本全国に1,500人以上いるPING認定フィッターも皆さんの駆け込み寺になってくれるはずです。
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2021/11/11 11:00