ライ角への飽くなきこだわり
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
すっかり秋の気候で過ごしやすくなり、この4連休はラウンドに行かれた方も多かったのではないでしょうか。
我々も新製品がご好評を頂いていることで、イベントやフィッティングに大忙しです。
★今回はピンのフィッティングへのこだわりをご紹介します。
まずこちらの表をご覧になったことはありますでしょうか。
フィッティングではお馴染みのカラーコードチャートですが、勘の鋭い方は何か違和感を感じていると思います。
これは1972年に初めて作られたカラーコードチャートです。
今から50年近くも前にこのチャートは作られ、フィッティングをシステム化する動きが始まりました。
ピンのフィッティングは、創業者であるカーステン・ソルハイムが始めたものです。
まだピンゴルフが田舎の零細ゴルフメーカーでしかない頃、カーステンはピンのクラブを広めるため、ゴルファーにとってクラブが扱いやすいように調整することを始めました。
今では当たり前ですが、当時はアイアンのライ角というのはほとんど気にされていませんでした。
そのため番手によって方向性がバラバラであり、ある番手は右に飛びやすく、他の番手では左に飛びやすい、というセットをゴルファーが頑張って練習して使いこなしていました。
ライ角が方向性に与える影響が大きいことに気づいた彼は、ゴルファーから最も狙った方向に打ちやすい番手を聞き取り、それに合わせて他の番手のライ角を調整することを始めたのです。
ライ角を計測するケージというのも、実はカーステンが初めて作ったものなのです。
そしてカーステンのフィッティングを受けたゴルファーは、全ての番手においてストレスなく狙った方向に打てるようになったのです。
最初はカーステンひとりでやっていたことが徐々にシステム化され、今では世界中の様々な場所でピンのフィッティングを受けられるようになりました。
アイアンのライ角は特に重要な要素であり、ピンのアイアンは全てライ角調整が可能となっています。
ヘッドモデルによりその調整範囲は異なりますが、フラッグシップモデルであるG425はマルーン(5度アップライト)からゴールド(4度フラット)まで全てのカラーコードから選択可能です。
使われているヘッド素材はハイパー17-4ステンレススチールという硬度の高いものですが、素材の熱処理、ネック構造、調整用の治具など様々な工夫を凝らして調整可能にしています。
ステンレス素材をここまで調整できるのは、ピン独自の技術です。
それはライ角をゴルファーに合わせて調整することが、パフォーマンスを高めることに繋がるからと信じているからです。
ぜひご購入前はフィッティングを受けて、ご自身のカラーをご確認ください。
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2020/09/24 11:00