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アイアンの適正なスピン量ってどのくらい?

★みなさん、こんにちは。

ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。

ドライバーのスピン量を気にされる方は多いと思いますが、アイアンのスピン量はどうでしょうか。

多過ぎても少な過ぎても良くないだろうということは想像つくでしょうが、どのくらいが適正なスピン量なのでしょうか。

またご自身はスピンが多い方なのか、それとも少ない方なのか、ご存知でいらっしゃるでしょうか。

使うクラブによってもスピン量は変わりますので、適正なスピン量に近づけるというのは、フィッティングにおいて重要な要素のひとつと言えます。

★一昔前は番手×1,000回転なんて言われていました。

5番アイアンなら5,000回転、7番アイアンなら7,000回転ということです。

糸巻きボールは現在のソリッドボールよりスピン量が多かったり、ロフトがストロング化する傾向があったりで、最近は(番手-1)×1,000回転という言われ方もします。

概ね間違いではないので、概数として覚えておくのは良いかもしれません。

しかし、打ち方によって大きく違いが出るので、必ずしも全てのゴルファーに統一の基準とは言えません。

アメリカ本社のフィッティングチームがこんな面白い研究をしていました。

何人ものゴルファーにロフト違いの7番アイアンを打ち比べてもらい、そのスイングスピードとスピン量をプロットしたグラフです。

スイングスピードが速いほどスピン量が増えるという傾向は見られますが、バラつきはかなり大きいように見えます。

なぜここまでの違いが出てくるのでしょうか。

★スピン量は入射角に大きく影響を受けます。

上から打ち込むようなダウンブローの強い打ち方だと、ボールとクラブフェースとの摩擦が増えるのでスピン量も増します。

一方で横から払い打つようなレベルブローだと、逆に摩擦が減るのでスピン量も減少します。

それならばと打ち方を変えるのは並大抵の苦労ではありません。

打ち方に合わせてご自身のクラブをフィッティングしましょう。

適正なスピン量に近づくように、ヘッドモデル・ロフト角・シャフトをそれぞれ調整するのです。

バンカーや池などのハザードを越え、グリーンに止まる球はカッコいいだけでなく、確実にスコアアップにも繋がってくれます。

★スピン量を安定させることもまた重要です。

ラウンドの中で1球だけ素晴らしいショットが打ててもスコアアップとはなりません。

毎回のショットが安定することが重要です。

ヘッド選び、シャフト選びでは安定しているかをしっかりチェックしましょう。

またピンのクラブ開発も、あらゆるシーンでスピン量が安定することを目指しています。

例えば新製品のi59アイアンには「マイクロマックスグルーブ」という新しい溝が搭載されています。

溝の側壁をよりシャープにし、溝の本数を増やしたというものですが、単純にスピンが増えますよということではありません。

キレイに刈り込まれたフェアウェイで、カラッと乾燥していればどんなアイアンで打ってもそれなりにスピンはかかります。

しかしゴルフは常にフェアウェイから打てるわけではありませんし、雨が降っていたり朝露で芝が濡れていたりということも珍しいことではありません。

そのような状態でも乾いたフェアウェイにより近いスピン量を得られる、というのがピンの求めるアイアンのスピン性能です。

つまりピンのアイアンでフィッティングを受けることは、鬼に金棒状態なわけです。

★フィッティングで自分を知りましょう

10月22日からこの春大好評だった「ゆけゆけG425キャラバン隊」の2周目がスタートします。

前回予約したくても出来なかった方の為に、今回は枠を大幅に増やしての開催です。

スケジュールの確認と予約はこちらからです。

トラックマンを使用してフィッティングを行いますので、アイアンのスピン量もバッチリ確認できます。

みなさんのご来場をお待ちしております!!

2021/10/14 11:00

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