
PING TOUR 2.0 BLACKスペック紹介|ヘッドスピード別データから見える“万能シャフト”の実力
皆さま、こんにちは!
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤井です☺
今回は、まだしっかりご紹介できていなかった「PING TOUR 2.0 BLACK」について、特徴やフィッティング傾向を詳しくお伝えします。
👉その他PING標準シャフトについては下記より✓
【PING-Engineered Shafts】
まずはスペック表を見てみましょう。
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| シャフト名 | PING TOUR 2.0 BLACK 65 | PING TOUR 2.0 BLACK 75 | ||
|---|---|---|---|---|
| フレックス | S | X | S | X |
| 重量 | 59 | 65 | 73 | 76 |
| トルク | 3.8 | 3.5 | 3.2 | 2.9 |
| キックポイント | 中元 | 手元 | 中元 | 手元 |
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| シャフト名 | PING TOUR 2.0 CHROME 65 | PING TOUR 2.0 CHROME 75 | ||||
|---|---|---|---|---|---|---|
| フレックス | R | S | X | R | S | X |
| 重量 | 55 | 60 | 65 | 67 | 69 | 72 |
| トルク | 4.4 | 4.2 | 3.8 | 3.7 | 3.3 | 3.2 |
| キックポイント | 中 | 中元 | 中元 | 中 | 中元 | 中元 |
PING TOUR 2.0 CHROMEと比較すると、
重量はほぼ同等ながら、トルク値がやや抑えられ、先端剛性が高いのが特徴です。
先端剛性が高いということは、弾道が低く抑えられやすいということです。
どんな方に合うのでしょうか?
PING TOUR 2.0 BLACK は、
“ツアー向けの低弾道シャフト” という明確なコンセプトを持っています。
特におすすめしたいのは次のような方です。
★ボールの吹き上がりを抑えたい方
★低弾道を好み、風に強い球を打ちたい方
★シャープな振り抜き感を求める方
ヘッドスピードに関係なく、ぜひ試していただきたいです。
どうか先入観で敬遠せず、一度候補に加えてみてください。
他の標準シャフトと比べてどうなのでしょうか?
PING TOUR 2.0 BLACK は「より低弾道を実現出来るツアー向けシャフト」です。
PINGでは全部で17種の標準シャフトをラインナップしているので、読者の皆さまにとってベストなモデルがきっとございます。
理想の弾道に合わせてシャフトを選びましょう!
👉関連記事は下記より✓
PING TOUR 2.0 CHROME【PING JOURNAL|PING公式ブログ:フィッター・開発者のリアルな声】
ALTA J CB BLUE【PING JOURNAL|PING公式ブログ:フィッター・開発者のリアルな声】
SPEEDER NX GREY【11月配信予定!】
試打会データから見る実際の傾向
約800名分の試打データを分析すると、ヘッドスピードごとに異なるシャフト選びの傾向が見えてきました。
| SPEC/HS (m/s) |
~34 | 34~38 | 38~42 | 42~46 | 46~ |
|---|---|---|---|---|---|
| ULT250J L | 15 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| ULT250J A | 9 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| SPEEDER NX GREY 35 | 36 | 11 | 2 | 0 | 0 |
| SPEEDER NX GREY 40 | 20 | 24 | 4 | 0 | 1 |
| ALTA J CB BLUE R | 8 | 29 | 4 | 0 | 0 |
| ALTA J CB BLUE SR | 2 | 41 | 33 | 0 | 0 |
| ALTA J CB BLUE S | 1 | 21 | 72 | 12 | 0 |
| PING TOUR 2.0 CHROME 65R | 2 | 14 | 58 | 9 | 0 |
| PING TOUR 2.0 CHROME 65S | 0 | 5 | 44 | 49 | 1 |
| PING TOUR 2.0 CHROME 65X | 0 | 0 | 2 | 25 | 7 |
| PING TOUR 2.0 BLACK 65S | 1 | 2 | 16 | 36 | 5 |
| PING TOUR 2.0 BLACK 65X | 1 | 1 | 3 | 9 | 7 |
| PING TOUR 2.0 CHROME 75R | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 |
| PING TOUR 2.0 CHROME 75S | 0 | 0 | 5 | 10 | 2 |
| PING TOUR 2.0 CHROME 75X | 0 | 1 | 0 | 3 | 2 |
| PING TOUR 2.0 BLACK 75S | 0 | 0 | 0 | 7 | 3 |
| PING TOUR 2.0 BLACK 75X | 0 | 0 | 0 | 3 | 9 |
| その他 | 1 | 10 | 42 | 45 | 7 |
PING TOUR 2.0 BLACKのボリュームゾーンはヘッドスピード 38m/s以上の層ということが分かります。
「BLACK」という名称から、パワーのあるゴルファー向けのシャフトと思われがちですが、
実際にはPING TOUR 2.0 BLACKはヘッドスピードに関係なく幅広い層から支持を集めています。
ヘッドスピードだけでシャフトを限定してしまうのは、非常にもったいない選択と言えるでしょう。
PINGの深低重心設計と、PING TOUR 2.0 BLACKの相性
皆さまご存じのとおり、PINGは長年にわたり「深低重心設計」にこだわってきました。
深低重心にすることでヘッドの慣性モーメントが高くなり、ミスヒットへの寛容性が向上します。
その結果、多くの方が「PINGは曲がらない」と感じてくださっています。
さらに、重心が低くなることで打ち出し角(弾道の高さ)は高くなる傾向にあります。
理想の弾道とされる「高打ち出し・低スピン」という言葉を、一度は耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
飛距離を伸ばすためには、この理想に近づけることが重要です。
PINGのヘッドは、その深低重心設計により、打ち出し角(高さ)をヘッド性能で確保しています。
つまり、シャフト側でスピン量を最適値に抑えることが出来れば、さらなる飛距離アップが叶うかもしれません。
そこで力を発揮するのが、PING TOUR 2.0 BLACK。
PINGの「深低重心設計」と組み合わせることで、
このシャフトはまさに理想の弾道=高打ち出し・低スピンを実現するための最適な一本となり得ます。
一般論ではなく、“あなたに合う1本”を
ヘッドスピードが速くても、硬いシャフトではタイミングが合わない方。
反対に、ヘッドスピードが遅くても、軟らかいシャフトでは打ちづらい方。
どちらも、フィッティング現場では珍しくありません。
実際のデータを見ても、
ヘッドスピード34m/s以下でも PING TOUR 2.0 BLACK 65Xを選ぶ方や、
46m/s以上でもNX40を選ぶ方が存在します。
これらは“レアケース”ではありますが、すべて正しい選択です。
なぜなら、それが「最も振りやすい」から。
フィッティングで“振りやすいシャフト”が見つかれば、
あとはヘッドモデルやロフト角を調整し、最適な結果を導く——
それがPINGフィッティングの考え方です。
★ハイブリッド用「PING TOUR 2.0 BLACK 90」登場!
そして朗報です!
PING TOUR 2.0 BLACKには、ハイブリッド用シャフトもラインアップされています。
ウッド用と同様に先端剛性が高く、打ち出し角を抑えた低弾道設計が特徴です。
ウッド用モデルの高い評価を受け、「ハイブリッドでも使いたい」という声を多数いただき、
そのご要望に応える形で誕生したのがPING TOUR 2.0 BLACK 90です。
ウッドでPING TOUR 2.0 BLACKをお使いの方には、
間違いなくおすすめできるハイブリッドシャフトです。
👉 関連記事は下記より✓
PING TOUR 2.0 BLACK 90【PING JOURNAL|PING公式ブログ:フィッター・開発者のリアルな声】
さいごに
ヘッドスピードに関係なく、PING TOUR 2.0 BLACKは多くのゴルファーにフィットする可能性が高いシャフトです。
ぜひ先入観を捨てて、一度試打でその性能をご体感ください。
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2025/11/04 17:36






