クラブセッティングの参考に!PING社員の”ガチ”セッティングを紹介!
こんにちは!ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤井です。
このシリーズでは、PING社員の「”ガチ”セッティング」を紹介していきます。
第3弾は…
『自転車競技部出身、体幹の安定感には絶対の自信があるEC担当のHさん
(平均スコア85/男性)』のクラブセッティングをインタビュー形式で紹介します!
―早速ですが、Hさんのクラブスペックとギャッピングを教えてください!―
Hさん:
こちらになります!
◆DRIVER:G430 LST 10.5
[シャフト] PING TOUR CHROME 65 X [長さ] 標準長
[スリーブ]-1.5ポジション [グリップ] GP360 TOUR VELVET AQUA
◆FAIRWAY WOOD:G430 LST 3W
「シャフト」DIAMANA TB 60 X [長さ] 標準長
「スリーブ」スタンダードポジション 「グリップ」GP TOUR VELVET AQUA
◆ HYBRID:G430 HB #4
[シャフト] PING TOUR CHROME 85 S [長さ] 標準長
[スリーブ] スタンダードポジション [グリップ] GP360 TOUR VELVET AQUA
◆IRONS:i59 (#5~#9, PW)
[シャフト] Dynamic Gold EX TOUR ISSUE S200 [長さ] 標準長
[ライ角] GREEN [グリップ] GP360 TOUR VELVET AQUA
◆WEDGE:GLIDE FORGED (50°/10, 56°/10)
[シャフト] Dynamic Gold S200 [長さ] 標準長
[ライ角] BLACK [グリップ] 360 DYLAWEDGE LITE
◆PUTTER:PLD ANSER MATBLACK
[長さ] 34インチ [ライ角] BLACK [グリップ] PP58 MIDSIZE BLACK/GREY
~ギャッピング(飛距離)~
―いかにも上級者のクラブセッティングという風貌です…!それではHさん、この中で特にこだわりのあるクラブを教えてください。―
Hさん:
まずは何と言ってもドライバー「G430 Driver LST」 です!
ヘッドサイズがMAX、SFT、10Kと比べて小さく、自分で操ることのできるマニュアルなクラブが好みなのでLSTを使っています。
ヘッドサイズは小さめですが、それでもPINGのクラブが持つ易しさはLSTにもしっかりと備わっていてボールも上がりやすく打感、打音も心地よいフィーリングです。
もともと弾道が高いので、打ち出し角を低くしたいと考えて現在は10.5度のロフトを9度に調整しています。
そして純正シャフトPING TOUR CHROMEは今まで使用してきたシャフトでも群を抜いて素晴らしい完成度だと思います!
他のカスタムシャフトを試したこともありますが…PING TOUR CHROMEに戻したときにその良さを実感しました(笑)
―ありがとうございます。Hさんはアイアンがとても上手だと思うのですが、アイアンのこだわりポイントも気になります。―
Hさん:
「i59アイアン」です。ライ角をグリーンに調整しています。
自分は身体測定の結果、体格ベースではブラックが推奨されるのですが、ソールのトウ側で接地してしまって抜けが悪いように感じたので2°アップライトのグリーンにしています。
比較的球もつかまるようになって、理想的な弾道になっていますし、過去に使っていたアイアンと比較しても、打ち出しの安定感が全然違うなーと感じます。
これを読んでいただいているかたの中にはPINGフィッティングを受けたことがある!という方もいらっしゃると思います。
PINGフィッティングでは、アイアンのライ角を決定する際に、身体測定・ライボードテスト・実弾道分析という手厚い手順を踏みます。
方向性や安定感が劇的に変わると思うので、ぜひ一度受けてみてください。自分自身もPINGフィッティングで手厚く分析していただいたおかげで、最も合ったライ角に出会うことが出来ました!
―PINGでは社員向けのフィッティングも定期的に行っています。いいクラブに出会えたみたいで良かったです!他に“これは外せない!”というようなクラブはありますか?―
Hさん:
「PLD MILLED ANSER パター」です。ヘッド、シャフト、グリップが全てブラックで統一されていて重厚感があり構えた時の安心感があって気に入っています。
サイトラインが無いのですがそれが自分にとってはちょうどいい気がします。
もちろんアライメントも重要ですが、タッチの感覚に集中できるので、ここ一番の時に迷いがなくなりました。
自身のフィーリングをとことん活かせるパターです!
―よく見ると本数が少ないですね…?―
Hさん:
そうなんです。
セッティング全体を通してクラブの本数は少なくしています。
以前は60度のウェッジや4番アイアンなどを入れていましたが、使う機会も少なく難易度も高いクラブを使用することのデメリットの方が大きいと感じました。
3Wを入れているもののセカンドショットで220yd以上が残れば潔くレイアップしますし、現状のセッティングで番手が足りないと思ったことはありません。
それ以上に番手選びで迷うことがなくなりゴルフをシンプルに考えることができるようになりました。
―なるほど!これはアマチュアゴルファーには非常に参考になりますね!―
【フィッター解説】
i59アイアンのライ角の際にHさんからお話があったPINGフィッティングにおけるライ角診断についてですが、
ライ角は1°変えるごとに左右3~4ヤード、方向性に影響を与えます。
どのヘッドモデルを使うか?どのシャフトを使うか?でも多少弾道は変化しますが、最も大きな影響を与えるのはライ角です。
合わないライ角のクラブで「なんかつかまらないんだよね」とスイング改良真っ只中の方をよく見かけますが、Hさんのようにライ角を調整するだけで解決できるかもしれません。
現状のライ角が体格に合っていないのか?はたまたスイングに合っておらず接地がトウ側もしくはヒール側に偏っているのか?
全国の認定フィッター在籍店舗でPINGフィッティングを受けて、自身のライ角を見つめなおしてみてください。
【さいごに】
「こだわりがあるクラブセッティング」について、皆さんはどうお考えでしょうか。
上手な方の多くはクラブセッティングにこだわりを持っています。
クラブセッティングにこだわりを持つことが、上達への近道になるかもしれません。
ぜひ、このガチセッティングを自身のセッティングと比較してみてください!
2024/12/06 15:37