ブレード型が良いですか?大型マレットが良いですか?
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
9月15日にNEWモデルのパターが10種類発売されました。
10種類それぞれに特徴がありすべてをご紹介したいところですが、あまり長くなってもポイントが伝わりづらいので、結果を良くしてくれるパターの見極め方に論点を絞りたいと思います。
タイトルに書いた「ブレード型が良いですか? 大型マレットが良いですか?」というのはゴルファーから頻繁に聞かれる質問の一つです。
どちらかが優れていて、どちらかが劣っているということはありません。
ゴルファーによって最適なものは異なるということです。
では、どんなゴルファーにどのようなパターが最適なのでしょうか。
★まず重視しているのはヘッド重量です。
ヘッドが大きいか小さいかで、ヘッド重量が異なります。
基本的にはコンパクトヘッドは軽く、大型ヘッドほど重たくなります。
新作PING 2023 PUTTERのヘッド重量は以下の通りです。
ストロークのテンポが速い方は軽いヘッド、テンポが遅い方は重たいヘッドをお勧めしています。
ご自身のテンポが速いか遅いかというのは、なかなか認識も難しいのですが、ピンの開発したiPINGアプリで簡単に計測することができます。
計測できる店舗の検索やアプリの詳しい解説はこちらをご覧ください。
ここで大事なのは『パターの総重量』ではなく、『ヘッドの重量』です。
グリップを変更しただけでも総重量は変わってしまいますが、グリップの10グラムとヘッドの10グラムでは影響度が全然違います。
ヘッドの重さをテンポに合わせることが大事、と覚えておいてください。
★次に大事な事は構えやすさです。
構えやすさといっても、基準が曖昧で分かりづらいかもしれませんが、これは使う本人が自分で気付くしかありません。
しかしピンでは近年、この構えやすさという部分には力を入れてデザイン開発に取り組んでいます。
ストローク中の目線を研究して、ヘッド形状やアライメントに反映させています。
すると単純なヘッドの大小ではなく、ゴルファーによって気にしているポイントが異なることが分かりました。
2つほど例を挙げてみます。
まず一つ目はトップレールです。
このトップレールを重要なアライメント機能として使っているゴルファーにとっては、より目立たせることで構えやすさを感じてもらうことが出来ます。
PING 2023 PUTTERでは上記6種類のヘッドにおいて、ツートンカラーにすることでトップレールを強調させています。
次の例はフェースから直接伸びた線(1つは点々ですが)です。
フェース面から直接線が後方に伸びていくことで、ボールの通っていくラインがイメージしやすいというゴルファーがいます。
右2つ(MUNDYとTOMCAT 14)のようにトップレールすらないモデルになると、より横のラインが強調されます。
他にもアライメントに役立つ様々なデザインがなされています。
皆さんそれぞれに構えやすさを感じるデザインは異なるでしょうから、“自分にとって”の構えやすさをぜひ見つけてください。
ここでご紹介したのはパター探しのほんの一例ですので、PINGフィッティングであなたの最適なパターを探してみてください。
2022/10/07 12:00