フィッティングは1回受けて終わりではありません
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
みなさんはゴルフクラブのフィッティングに、どのようなイメージをお持ちでしょうか。
飛距離が伸びる、ミスショットが減るといった結果にフォーカスしたり、打ちやすくなるといった感覚にフォーカスする方もいるでしょうか。
中には「大した意味はない」と否定的に捉えている方もいるかもしれません。
この否定的なご意見の裏には、過剰な期待があるのかもと思ってしまいます。
フィッティングは決して魔法ではありません。
使うゴルファーにとって扱いやすいようにゴルフクラブの調整をすることがフィッティングです。
それによってミスショットの確率が減ったり、グッドショットがより最適な弾道になる事で、飛距離や方向性の改善がはかれるのです。
たちまちスコアに直結することもありますが、なかなかスコアに結び付かないということもあります。
結局スコアが改善されなければ、「フィッティングなんて大した意味がない」という否定的な考えが生まれてしまうでしょう。
★すぐにスコアに結び付かない理由を考えてみましょう。
日本国内では多くの場合、屋内の試打室でフィッティングは実施されます。
平坦なライにキレイな人工芝、そして特にターゲットを定めることなくマットのラインに沿ってショットします。
弾道は精密な計測器を使ってシミュレーションしていますが、慣れていないと実際の弾道をイメージすることは難しいのではないでしょうか。
ここで計測されたものは真実ですし、その場で感じたフィーリングも間違いではありません。
この弾道とフィーリングをベースにしてフィッティングがなされます。
しかしいざコースに出ると、様々な天候の中で様々なライからショットを放ちます。
屋内の試打室のような良い条件ばかりでショット出来るわけではありません。
視覚的な罠も数多く設けられているので、ターゲットに対して素直に構える事すら難しい状況もあります。
それゆえ、仮に最適化された弾道であってもすぐにスコアに直結しないこともあるのです。
だからといってフィッティングが無力なわけではありません。
★大切なのは“ポスト”フィッティングの考え方です
「ポスト」とは「~のあとに」という意味の接頭辞です。
フィッティングの後に考える事が大切という事です。
フィッティングを一度受けたらそれで終わりではなく、フィッティング後のプレーを振り返り、コースでのパフォーマンスを客観的に認識することが必要です。
スコアカードというアナログな方法もありますが、情報量としては物足りません。
スマートフォンが普及した現在では、アーコスというアプリを活用いただくことが最もお勧めです。
ピンのクラブをお使いであれば、クラブに装着する14個のセンサーがもらえ、45日間の無料トライアルを体験することができます。(2022年8月現在のキャンペーンなので、変更される可能性がございます)
この分析結果に応じて、必要な再調整を加えていくことでフィッティングがスコアアップに結び付いていくのです。
2022/08/19 12:00