チッパーって使ったことありますか?
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
先週木曜日に新製品が発売されたことはご存知でしょうか。
ChipRと書いて“チッパー”と読みます。
グリーン周りでのアプローチに特化したクラブです。
ご存じなかった方は、まずこちらの製品紹介ページをご覧ください。
アプローチが苦手な方だけでなく、積極的にピンを狙って攻めたいというゴルファーにぜひ試していただきたいクラブです。
ゴルフ場でも試してみたい、という方はこちらのレンタルサイトからお申し込みください。
★商品のご紹介はほどほどに、どんなフィッティングができるかも確認してみましょう。
ChipRのフィッティング項目は以下の通りです。
①右打ち/左打ち
②長さ 31~36インチ(0.25インチ刻み)
③ライ角 66~75度(カラーコードによる1度刻み)
④ロフト角 38.5度から±1度
⑤グリップ太さ アクア(標準)、ホワイト(やや太め)、ゴールド(太め)、他カスタムグリップも選択できます。
基本的にはパターと同じように打つことを推奨しますので、長さやライ角はパターと同じ数値にするのが良いでしょう。
パターの最適な長さやライ角が分からないという方は、ぜひiPINGを使ったパターフィッティングをお近くのピン取扱い店舗でご体験ください。
ロフトがそれなりにあるクラブですので、ライ角は左右の打ち出し方向に大きく影響します。
パターのスタイルは人ぞれぞれですから、必ず確認しておくことをお勧めします。
ちなみに同じ34インチのパターとChipRを下図のように並べると、グリップエンドの位置に差があります。
半インチほど差があるようにも見えますが、測ってみるとどちらも34インチです。
ゴルフクラブの長さの測り方というのはなかなか複雑なもので、ここにもPINGのこだわりが詰まっているのです。
そしてグリップの太さも気にされると良いでしょう。
標準グリップの360 DYLAWEDGEは、通常のグリップよりも長く、短めに握ったときにも違和感の出づらい設計になっています。
フルショットを想定しているクラブではありませんので、アイアンのように手の大きさを基準にする必要はないでしょう。
パターに太いグリップを挿している方は、こちらも太いグリップのほうがストロークしやすくなると思います。
注意する点としてはパターグリップの装着はできません。
パターはルール上、いくつかの特殊なグリップ形状が認められています。
しかしパターの定義の中に、「ロフト角10度以下」という項目がありますので、パターと同じ打ち方とは言えChipRはパターではありません。
アイアン用グリップからお選びください。
私もすでに何度か使いましたが、数ホールで距離感も慣れてきて、簡単にチップインもしてしまいました。
「Game-Changer」という言葉を使う人もいましたが、14本の考え方が変わってしまうクラブになるかもしれません。
2022/07/22 12:00