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2022年もよろしくお願いします

★みなさん、こんにちは。

ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。

新年あけましておめでとうございます。

旧年中は大変お世話になりました。

今年もゴルファーのみなさんのクラブ選びに役立つ情報を、バンバンお届けしていきたいと思います。

新年最初の投稿は打ち納めラウンドをともにした、私のゴルフ仲間の何気ない一言です。

★「スイングづくりが終わったら新しいドライバー買おうと思う」

友人は半年ほど前からプライベートレッスンに通い、スイング改造に取り組んでいるそうです。

一番の悩みはアマチュアゴルファーに最も多いと言われるドライバーの「スライス」です。

インサイドアウトに振るスイングが特徴の彼は、やや右方向に飛び出して軽くドローしてセンターに返ってくる弾道が理想の球筋だそうです。

一緒にラウンドをしていて何度か理想通りのドローボールを打っていましたが、悩みである「右に飛び出て、さらにスライスして右に曲がっていく球」も打っていました。

こうした球筋のバラツキを安定させることが、目下の最優先事項だそうです。

★まず打球がスライスする原因を考えてみましょう。

インパクトの際にフェースが開いているとスライスする、と思っている方は多いかもしれませんが、これは半分正解で半分不正解です。

正しくは、スイングの軌道に対してフェースが開いていると打球はスライスします。

どういうことか簡単な図式で説明しましょう。



①と②は飛球線に対し、どちらも同じ角度の軌道(赤い矢印)で打っています。

右打ちであれば、ややインサイドアウトのスイング軌道ということです。

①のスイングは、クラブの軌道よりさらにフェースの向き(青い矢印)が開いています。

この場合、ボールはフェースの向きに飛び出し、フェースの向きがクラブの軌道より開いていることによってスライスする打球となります。

一方で②のスイングでは、フェースは飛球線方向よりも開いていますが、クラブの軌道に対しては閉じています。

この場合は、①と同じようにボールはフェースの向きに飛び出しますが、フェースの向きがクラブの軌道より閉じているのでフックする打球になります。

どちらもクラブの軌道は一緒ですが、フェースの向きによって結果が変わるという事です。

これが基本的な飛球法則ですが、スイートスポットにボールが当たった場合という条件が付きます。

実際はスイートスポットからズレて当たることの方が多いですから、さらに複雑な現象がインパクトの瞬間には起こっています。

トゥ寄りに当たるとフェースがより開き、ギア効果によりフック回転がかかりやすくなります。

逆にヒール寄りに当たるとフェースが閉じ、ギア効果でスライス回転がかかりやすくなります。

★大事なことは何をスイングで改善して、何をクラブで改善するかということです。

「オレのスイングなんて日替わりだから」という方がいらっしゃいますが、クラブの軌道というものは案外安定しているものです。

右に飛ぶか左に飛ぶか、打ってみないと分からないという方も、スイングのたびに軌道がバラバラということはほとんどありません。

また軌道を修正しようと思うと、それこそ本格的なスイング改造であり、一朝一夕で成し遂げられるものではありません。

ここはクラブでどうのこうのと言うより、まずご自身のスイングの特徴を知るべきでしょう。

では打点はどうでしょうか。

やはり上級者ほどスイートスポット付近に当たる確率は高く、初級者ほどバラつきは大きいものです。

じゃあスイング改善だと思うかもしれませんが、使うクラブによっても十分に改善の余地があります。

特に大きく影響するのが、シャフトの長さとシャフトの種類です。

フェース面上の打点を調べるシールはゴルフ用品店に販売されていると思いますので、バラつきが大きい方はぜひシャフトの長さと種類を検討してみてください。



最後にフェースの向きについてです。

これもクラブによる影響を大きく受けます。

特にヘッドモデルが重要です。

ヘッドを返しやすいモデル、返しづらいモデルとありますが、これがご自身のスイングにマッチしているとフェースの向きが安定しやすくなります。

逆にミスマッチなものは不安定になってしまうという事です。

G425の3つのヘッドも、ゴルファーによって狙ったフェース向きにインパクトさせやすいモデルが異なるという事です。

ぜひフィッティングの中で打ち比べてみてください。

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2022/01/07 12:00

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