芝生を気にしたことありますか?
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
4月から始まったゆけゆけG425キャラバン隊も、先週の北海道をもって終了しました。
3ヶ月弱で日本全国を回り、たくさんのゴルファーにご参加頂きました。
ありがとうございます。
また日程が合わず、予約が取れず、残念ながらご参加頂けなかった方も、今後に様々なイベントを企画しておりますので、次の機会をぜひお待ちください。
今すぐにフィッティングを受けたい!という方は、認定フィッター在籍店が全国に600店舗以上ございます。
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★北海道ではいつもと違うお話が聞けました。
最後の北海道シリーズでは、本州のゴルファーとは少し異なるお悩みの方を多く見かけました。
ご存知の方もいると思いますが、日本のゴルフ場は大きく分けて2種類の芝生が使用されています。
高麗芝とベント芝です。
それぞれの特徴と歴史を語りだすと長くなってしまうので、そこは割愛してゴルフクラブ選びに焦点を当てたいと思います。
特に今回の北海道で印象的だったウェッジと芝の関係です。
★北海道はベント芝のフェアウェイが一般的です。
本州ではベント芝というとほぼグリーンだけですが、北海道ではフェアウェイでも寒冷地仕様のベント芝を採用しているゴルフ場が一般的です。
ベント芝の特徴は葉が柔らかいので、ボールが沈み込みやすいということがあります。
このような状態ではボールにコンタクトするのに、芝の大きな抵抗を受けるのでバウンスの効果というのが重要になります。
バウンスってバンカーに関係するんでしょ、と思っている方も多いかもしれませんが、フェアウェイでのショットでも考えなくてはいけないときがあります。
左図のように上から打ち込むような打ち方の場合、芝の抵抗がリーディングエッジに集中するのでザックリのミスが起こりやすくなります。
一方で右図のように緩い入射角で払うような打ち方の場合、バウンスの効果によりソール全面で抵抗を受け止めてくれるので、ザックリやダフリのミスを抑えることに繋がります。
「じゃあ、ボールが沈んでいる時は払い打てばいいんだな」ではなく、打ち込むようなストロークの方はバウンスの大きいクラブを使ってください。
たとえばGLIDE3.0 WSを使うことで、左図の打ち方のままでバウンス効果を大きくすることが出来ます。
★本州では高麗芝のフェアウェイが一般的です。
高麗芝は葉が固いのでボールが沈みづらく、少し浮いたような状態になることが多いです。
芝の抵抗は少ないので、バウンスの決め手は地面の状態です。
たとえば芝が短く刈られ、地面が固い状態のゴルフ場を考えてみましょう。
左図の打ち方であれば、固い地面でもボールをクリーンに拾うことができます。
一方で右図の打ち方をすると、ソールが先に地面に当たってしまい固い地面にクラブが跳ね返されることがあります。
それであれば、払うような打ち方をするゴルファーはバウンス効果の少ないクラブを使ってみましょう。
GLIDE3.0 TSやGLIDE3.0 EYE2は、簡単に言うとソールの出っ張りが少ないモデルです。
リーディングエッジでボールを拾いやすくなるので、右図の打ち方のままでバウンスが邪魔になりません。
ウェッジを打ち比べるという機会は、ドライバーに比較すると圧倒的に少ないと思います。
しかし普段ご自身が行くゴルフ場はどんなコースなのか、どんな場面でミスが起こりやすいのか、そんなことを意識してみると最適なクラブを見つけるヒントにもなります。
2021/07/15 11:00