『100を切ったら買います!』
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
今回はゴルファーからよく聞く言葉をタイトルにしました。
『次のラウンドで100を切れたら新しいクラブを買います。』
『今使っているクラブがずいぶん古くなってきたので、今度ベストスコアを更新したら記念にアイアンを新調しようと思っています。』
読者の皆さんも似たような言葉を口にしたことがあるでしょうか。
ちょっとした発想の転換で、100切りやベストスコアの更新に近づくことが出来ます。
100を切ったら新しいクラブを買うんじゃなくて、100を切るために新しいクラブを買う、という発想です。
ゴルフクラブを100切り記念の自分へのご褒美とするのではなく、その為の有効な手段のひとつと考えるのはどうでしょうか。
使うゴルフクラブによって、ゴルフ場でのパフォーマンスに差が出ることは間違いありません。
100を切った記念は、ぜひ美味しい食事にしてみてはどうでしょうか。
こういうことを言うと、こんな切り返しをしてくる方もいらっしゃいます。
★『100も切ってないのに新しいクラブなんて必要ないでしょ?』
ヘタはなに使っても一緒、なんて自分を卑下する方もいらっしゃいます。
ゴルフクラブは、ゴルフをプレーする際に使う“道具”ですから、やはり使いやすい道具であることは重要です。
これはフィッティングに対して敷居の高さを感じている方にも共通しますが、なかなか“道具”を自分に使いやすいように調整するというところに至ってもらえません。
運動靴であれば足のサイズに合っていなければ速く走ることは出来ないですし、長時間履いていると靴擦れなどして足を痛めてしまいます。
メガネであれば度が合っていないと小さな文字が読みづらいですし、目が疲れて頭痛がしてくるということもあります。
ゴルフクラブも同様で、打ち方に合っていないと真っすぐボールを飛ばすことが難しくなりますし、肘や腰を痛めてしまうということもあります。
そして最も恐ろしいことは、“道具”は使っていると慣れてしまうということです。
★使えば使うだけ“道具”は使い慣れていくのです。
これもゴルフクラブに限ったことではありませんが、人間は使い込むことでどんどん慣れていきます。
先ほどの例を出すと、度が合っていないメガネもずっとかけていると慣れて見えるようになってくるものです。
しかし慣れてしまったせいで、余計に目が悪くなってしまうということもあります。
一度落ちてしまった視力を矯正することは簡単ではありません。
体のサイズに合っていないゴルフクラブも、繰り返し練習することで慣れて打てるようになってきます。
この慣れが独特の癖があるスイングを作り出してしまい、矯正に苦労して上達の妨げになったというのはよく聞く失敗談です。
特にお下がりのゴルクラブでゴルフを始めたという方からよく聞きます。
まずはクラブを体に合わせるということから始めませんか。
ボールを打ったことのない人でも出来るのがピンフィッティングです。
ベストスコアを狙うのであれば、腕前のご研鑽だけでなく、道具の調整というのもご検討ください。
2021/06/24 11:00