打感のやわらかいパターはお好きですか?
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
春の新作・PING 2021 PUTTERが発表されました。
このパターのコンセプトは、ツアープレーヤーの感性を取り入れた形状に寛容性を融合し、ミスヒットに強い高MOIパター!というものです。
ツアープレーヤーの感性とは、打感と打球音と初速であり、今回はその中の打感に焦点を当ててみたいと思います。
このPING 2021 PUTTERの打球面には、ペバックスというやわらかい樹脂インサートが装着されています。
パターを打った際の打感は、この打球面の素材の硬さや、耳に伝わってくる打球音にも左右されます。
パターというのはウッドやアイアンと違い、フルスイングではなく小さな動きで使うことが中心になるクラブですので、“フィーリング”という要素が重要になります。
そのために、ゴルファーのフィーリングに合わせて打感を選択できるように、ピンではシリーズによって大きく異なるつくりのパターを揃えています。
例えば昨年春に発売されたHEPPLERというシリーズには、この樹脂インサートは採用されていません。
打球面は素材の金属そのままで、溝も彫られていない平面のつくりになっています。
そのためボールの弾き感があり、ソリッドな打感を得ることができます。
打感を言葉で表現することは難しいので、ぜひ2つの打感の違いを打ち比べてみてください。
発売は4月9日ですが、先駆けて試打できるイベントもございます。
こちらからイベントを検索できますので、詳しくは各会場のお問い合わせ先へお電話ください。
★それではやわらかい打感はどんな人向けなのでしょう
よく聞かれるのは「オーバーしやすい人は打感がやわらかいパターがいいですか?」ということですが、必ずしもそうとは限りません。
新発売のPING 2021 PUTTERに関しても、ペバックスという素材はやわらかいですが、樹脂の中では反発に優れた性能を持っています。
また新しく採用された溝は、ツアー選手からの要望で初速の出る転がりの良いものになっていますので、素材がやわらかいから転がらないということではありません。
ですからどんなゴルファー向けかと言えば、やわらかい打感に心地よさを感じるゴルファー向けです。
心地よくない方の中には、物足りなさを感じてしまい余計に強く打ってしまう方もいるかもしれません。
HEPPLERのように打感にハッキリ違いのあるモデルと打ち比べることで、どういった打感に心地よさを感じるか、ご自身のことが分かると思います。
PING 2021 PUTTERのやわらかさが心地よければ、HEPPLERのようなしっかりした打感は、弾きの良さにインパクトで緩んでしまうということも出てくるでしょう。
シリーズの大まかな違いを述べさせていただきましたので、各ヘッド形状の特徴についても改めて別の機会でお話したいと思います。
発売日は4月9日です。もうしばらくお待ちくださいませ。
2021/02/25 11:00