ハイブリッドって何ヤードくらい飛びますか?
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
世間ではG425ハイブリッドが大人気だそうです。
ドライバーやフェアウェイウッド、アイアンにも勝る人気ぶりのようです。
今回のG425では新たに7番も追加され、2番から7番までの6種類の番手が選択できるようになりました。
10年くらい前ですとハイブリッド(ユーティリティ)を持っていないゴルファーはまだ多かったですが、最近ではほとんどのゴルファーのバッグに入っているようです。
それも1本だけではなく、複数本持つことも当たり前になってきました。
最初に購入する1本であれば、概ねロングアイアンの代わりということでまず4番からとなるでしょうが、他社製品からの買い替え、または買い増しとなってくると番手選びに悩む方も多くなっています。
最近特に「何番買ったらいいですか?」というお問い合わせも増えてきました。
そこで今回はハイブリッドの番手選択を中心のテーマにしたいと思います。
★まずは番手ごとのキレイな飛距離階段を作りましょう
ハイブリッドの番手表記はアイアンに似ているので、まずはアイアンの番手を基準にして考えられると思います。
しかしこれがなかなか一筋縄ではいかないので、多くの方が悩んでいらっしゃるようです。
番手選択の最初の規準は、飛距離の階段を作ることです。
これは以前のブログでもご紹介しました。
何番のハイブリッドを入れるか、というのはまず何番のアイアンを抜くのか、というところからスタートするのかもしれません。
ここで以前のブログで書いたようにARCCOSキャディアプリを使っていると、各クラブの使用頻度やコースでの飛距離が確認できるので、抜いた方がいいなという番手が確認できます。
そして何ヤードを打つハイブリッドを入れたらいいのかも分かります。
私の場合、170ヤードを打てるハイブリッドを入れようという結論に達しました。
★では、その距離は何番ハイブリッドなのでしょうか。
まずクラブの飛距離に一番大きく影響を与えるのは、ロフト角です。
アイアンのロフト角はモデルによって異なりますので、まずはご自身のアイアンのロフトを確認してください。
私が抜いた5番アイアンのロフトは26度でしたので、これはハイブリッドでも5番に相当します。
例えばG425ですと5番アイアンは23.5度ですから、ハイブリッドは5番(26度)よりも4番(22度)の方が近いロフトとなります。
次に考えるのは、アイアンとハイブリッドの弾道の違いです。
ハイブリッドはアイアンに比べて、ヘッドが大きくシャフトが長いクラブです。
これはどちらも弾道の高さに影響を与えます。
弾道は高すぎても低すぎても、得たい飛距離にはなりません。
私の場合、5番アイアンは高さが足りていないのではないかということで、5番ハイブリッドを試しました。
その結果は以下のようになりました。
3番アイアンと5番アイアンを消すと、キレイな階段にかなり近づいてきました。
5番アイアンの代わりとして5番ハイブリッドを入れましたが、このように同ロフトでありながら14ヤードも飛距離に差が出ました。
5番アイアンでもちゃんと高さが出ている方であれば、ここまで飛距離の差は大きくならないでしょう。
逆にハイブリッドだと高くなりすぎてしまうという方だと、5番アイアンの方が飛距離が出るということもあり得ます。
G425ハイブリッドにはロフト調整の機能も付いていますので、思っていた飛距離にならなかった場合は、調整を加えて使ってみてください。
自分を正しく知り、クラブの違いを正しく知れば、きっとお悩みは解決できるでしょう。
2021/02/18 11:00