フィッティングは健康診断でもあります
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
2021年最初のブログです。がんばって週一のペースで書き続けていきたいと思います。
本年もご愛読よろしくお願いいたします。
★みなさん定期健康診断は受けられていますか。
日本は制度上義務付けられているので、会社員の方々は受けられていると思います。
自営業や主婦の方も年に一度、自分の健康のための時間をしっかり作って頂きたいですね。
私たちも毎年春にちゃんと会社近くの病院で受診していますが、体の様々な健康状態をチェックします。
何かしら問題があれば、再検査をしてより詳細に調べてみたり、生活習慣を改善するためのアドバイスをもらったりします。
ゴルフクラブのフィッティングにも同じような側面があります。
ピンのフィッティングをすでに受けられたことのある方は分かると思いますが、フィッティングでは現状の打ち方に対して結果を改善していくスペックを選択していきます。
しかしそこからの時間経過で、変わってしまうこともあります。
例えばレッスンに通い、スイングが改善し悪い癖が修正された。
あるいは病気を患ってしまい、体力が落ちてしまった。
もしくは肩や腰を痛めてしまい、それをかばってスイングが変わってしまった。
意識して変えたこともあれば、無意識のうちに徐々に変わってしまったということもあるでしょう。
すると合っていたはずのクラブがだんだんと合わなくなっていきます。
そのまま放置しておくとせっかくのスイング改造が逆効果になってしまったり、痛めた部分がさらに悪化したりといった悪い影響がでてしまいます。
★それだけではありません。
外的な要因で求める弾道が変わるということもあります。
例えばホームコースが変わり、今までよりも高い弾道が必要になった。
あるいは仲間内のゴルフでレギュラーティ中心だったものが、競技に出るようになりバックティでのラウンド頻度が増えた。
こうした変化に対しスイングで弾道を調整するのは大変ですが、クラブの調整(もしくは新しく買い替えること)で簡単に希望を適えられるということもあります。
求めるものの変化に対して自分で気づければよいですが、それは難しいことだと思います。
ピンのフィッティングはインタビューを大事にしており、そこで改めて何を改善したいのか、どんな弾道を求めているか、ということをしっかり考えてもらっています。
改めて自分のゴルフ、自分のゴルフクラブに対して考える時間を作ることもフィッティングの重要な要素です。
★ぜひフィッティングも定期的に受診してください。
上述のように一度受けたフィッティングの結果を、いつまでも大切にとっておくことはキケンをはらみます。
ゴルファーの中には「オレは10.5度がいい」「元調子のシャフトがいいって言われた」「フラットなライ角を勧められた」というような、フィッティングで勧められたスペックの一部だけを覚えていらっしゃる方もいます。
歳月が経過すればその通りでなくなることがあります。
それだけでなく、部分的に記憶しているスペックで新製品に買い替えることも要注意です。
ヘッドモデルが変われば、ロフトだったりシャフトだったりを変えた方がいいというのは珍しくありません。
とりあえず同じようなスペックで購入するのではなく、ちゃんとフィッティングを受けていただき、変えなくていい事と変えた方がいい事を確認してください。
新製品の発売時は定期フィッティングのちょうどいい機会だと思います。
フィッティングを受けたら必ず購入しないといけない、ということではありませんから、自身のゴルフの健康チェックのためぜひフィッティングを受けてみてください。
2021/01/14 11:00