夏と冬でクラブは変えた方が良い?
★みなさん、こんにちは。
ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。
すっかり寒くなってきましたね。
降雪地帯のゴルフ場も徐々にクローズの時期に差し掛かってきたようです。
ラウンドのできない時期でも、今年はお家時間を有意義に過ごすレッスン方法が至る所で紹介されているので、飽きずに過ごせそうですね。
ピンゴルフジャパンの公式インスタグラムでもカーステンスタッフによるお家で出来る練習をご紹介しています。
ぜひ参考にしてください。
★今日はそんな寒い冬には、夏と違うクラブを使うべきなのか、というテーマです。
結論を先に言ってしまうと、それは人それぞれでしょう。
何とも身も蓋もない答えですが、変える必要があるのかないのか、みなさんそれぞれ考えてみてください。
例えば私の場合、冬になるとウッド系の本数を減らしアイアンを増やしています。
理由は2つ。まずは弾道を低くするためです。
私は河川敷コースが好きなのですが、冬になると風が強くなるので高い球はより風の影響が強くなってしまいます。
ティーショットでもドライバーの代わりに2HBや3アイアンを多用します。
もう一つの理由がラフからのショットのためです。
夏の深いラフではアイアンよりも打ち出し角の高いハイブリッドが有効です。
★他にはどんな理由が考えられるでしょうか。
冬になるとヘッドスピードが落ちる、という方は多いでしょう。
半袖ポロシャツ1枚の夏と、長袖を何枚も着込む冬とではスイングは変わってくるでしょう。
ヘッドスピードが落ちればシャフトのしなり量が減るので、ボールの打ち出しが低くなりスピン量が減るということも考えられます。
その対策としてドライバーのロフトを増やしたり、ロングアイアンをハイブリッドに変えたり、ということも考えられます。
あれ? 私のやっていることと逆ですね。
考え方によってはこのように真逆の調整も有り得ます。
だからご自身の希望を考えるべきであり、クラブをフィッティングする際には非常に重要なことです。
漠然と自分に合っているクラブを探してほしいと思っても見つけるのは難しいです。
ボールのつかまりを良くしたい、高いボールを打ちたい、もっと飛距離を伸ばしたい、クラブを変えることでどんな結果を得たいのか考えましょう。
★シャフトにも目を向けてみましょう。
冬になるとヘッドスピードが落ちてシャフトのしなり量が減る、と書きましたがそれならシャフトフレックスを落としてみるというのも一つの手です。
例えば夏はSを使っている人ならSRに、SRを使っている人ならRにしてみるという調整です。
これもしなり量が増えるので、ボールが上がりやすくなります。
ここで気を付けなくてはいけないのは、シャフトが変わればタイミングも変わるということです。
軟らかくなりすぎればタイミングが取りづらくなり、ミート率を落として飛距離が落ちたりバラつきが大きくなってしまったりします。
振り心地がどの程度変わるのか、ぜひフィッティングを受けて確認してみることをおすすめします。
★クラブの調整は自分ひとりで決めずに、第三者にも見てもらいましょう
これは冬だから、に限ったことではないですがクラブに不安や疑問を感じた時、自分だけで決めずに相談できる相手を見つけてください。
ピンの認定フィッターは全国およそ600のゴルフショップに在籍しています。
あなたの住むお近くにもきっといるはずです。
どうしたいのかというご希望がはっきりしたら、そのご希望をお近くの店舗の認定フィッターに伝えてください。
きっと的確なアドバイスが得られると思います。
認定フィッター在籍店はこちらのリンクから検索が可能です。
2020/12/10 11:00