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アイアンは何番から入れていますか?

★みなさん、こんにちは。

ピンゴルフジャパン フィッティングスペシャリストの藤川です。

まずはみなさんへ質問です。

みなさんのバッグにアイアンは何番から入っていますか?

私の場合はコースやお天気によって変えています。

3番アイアンを入れる日もあれば、7番からしか入れない日もあります。

ルールでクラブは14本以内と定められていますが、そのうちわけはゴルファーが自由に選ぶことが出来ます。

30年ほど前であれば、ウッドが1,3,5番、アイアンが3~9番、ウェッジが3本、そしてパターと、ほとんどのゴルファーがこのセッティングになっていました。

しかしショートウッドが誕生し、ユーティリティ(アメリカではハイブリッドという呼び名が一般的です)が誕生し、アイアンのロフトが多様化し、セッティングの自由度が増しました。

自由度が増すということは、逆に言うとちゃんと考えないと損をするということです。

「なんとなく」で選んでいませんか?

バッグの中に使わないクラブが入っていませんか?

今日は14本のセッティングに関して、考察を深めてみたいと思います。

★大切なのはギャッピングを等間隔にすること。

我々が大事にしていることは、パターを除く13本のフルショットの飛距離がちゃんと等間隔に揃うことです。

これが出来ていない方ってアマチュアゴルファーに結構多いのです。

3番ウッドと5番ウッドの飛距離に差がない方、5番アイアンと6番アイアンに差がない方、よく見かける例です。

その原因は、やはりご自身の各番手の飛距離をちゃんと把握できていないからです。

そんなとき番手ごとの飛距離を教えてくれるのがARCCOS CADDIEの機能のひとつです。

G425シリーズは、ARCCOS CADDIEのセンサーが内蔵されたグリップが標準採用されています。

ARCCOS CADDIEはコース上で各番手を使用した位置をGPSで捕捉するので、各番手ごとの結果を正確に知ることが出来ます。

ちなみに私の飛距離は次のような具合です。



「バッグの中の14本」と言っておきながら特殊なセッティングですが、ここでは置いておきましょう。

修正するべき点が2つ見つけられるでしょうか。

まず、5番ウッドと3番アイアンの飛距離が変わらないこと。

そして5番アイアンと7番アイアンの差が9ヤードしかないこと。

ひとつずつ解決していきましょう。

★どんな場面で使用しているか考えてみましょう。

まず私の場合ですが、5番ウッドと3番アイアンの両方を持っていくことはありません。

5番ウッドは主に距離の長いコースに持っていき、2打目で打つことを想定しています。

3番アイアンは短くて狭いコースや風が強い日のティーショット用と考えています。

ARCCOS CADDIEではさらに細かく、ティーショットで使ったときの距離と、2打目以降で使ったときの距離も確認できます。

(※「アプローチ」とはパー4、パー5のティーショット以外の50ヤード以上のショットを意味しています。英語ではこちらの意味で使うことが一般的です。日本語で言う「アプローチ」はショートゲームという言い方をします。)

まず3番ウッドを見ると、ティーショットと2打目以降で30ヤード近い差があります。

2打目以降だと5番ウッドと2ヤードしか差がありません。

こういう方は結構います。

私はティーショットで3番ウッドを使うホールが確実にある、というゴルフ場にしか3番ウッドは持っていきません。

一方で5番ウッドはティーショットと2打目以降の差が少なく、距離のレンジ(幅)も広くありません。

ブレずに安定して使えているのは、やはり5番ウッドの方なようです。

そして5番ウッドと3番アイアンを比較すると、距離は同程度ですが3番アイアンの方が距離の幅が広くなっています。

3番アイアンの方が弾道が低い分、ランが多くなりますから、落ちたライに左右されるということでしょう。

ですから「縦のブレ」よりも「横のブレ」を優先したいときに使用しています。

★では一番長いアイアンは何番がいいでしょうか。

3番アイアンを使うシーンは特殊な場面とも言えます。

5番アイアンはどうでしょうか。

9番が125ヤード、7番が146ヤードということは、距離を等間隔にするには5番は167ヤードが理想的となります。

155ヤードでは6番とほとんど変わらないということになってしまいます。

(6番アイアンは使ってないのですが。。。)

さらに詳しく見てみると、距離の幅は170ヤードまでありました。

7番や9番に比べると、この幅がかなり広くなってしまっています。

ここで考えられるのは、3番アイアンと同様に落ちたライに影響されているということでしょう。

希望通り170ヤード弱飛ぶこともありますが、それは飛んでいるのではなく転がっているだけ。

167ヤード打ちたいのであれば、もっとキャリーが必要だということです。

しばらく5番ハイブリッドは使っていなかったのですが、次のラウンドから入れようと思います。

そのご報告はまた日を改めまして。ご期待ください。

★みなさんも各番手の飛距離と使用場面を見つめ直してみてください。

各番手の飛距離がキレイな階段状になっているでしょうか。

段差の少ないところがあるとすれば、その多くはキャリー不足に起因しています。

アイアン<クロスオーバー<ハイブリッド<フェアウェイウッドの順に、同じロフトでも弾道は高くなっていきます。

G425ハイブリッドは新たに7番(ロフト34度)がラインナップに追加されました。

ミドルアイアンに飛距離差が出ていないなと思われたら、ぜひ試してみてください。

2020/10/22 11:00

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