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【ゴルフギア取材の裏コラム】クラバーのピンっ!ときた話

【第4回】ANSWERはゴルファーの数だけ存在する

視覚で選べる!PINGパターのモデルバリエーション

皆さんは、ゴルフショップのパターコーナーに行って、何気なく様々なパターを打ち比べしたことがあると思います。屋内、しかも人工芝でラインも距離も単調。正直、その場でパターの良し悪しを判断することはできないかもしれません。でも、良い悪いではなく"好きか、嫌いか"ならば、いかなる環境でも無意識に選別フィルターを働かせてしまうのがゴルファーなのかなぁ、という気がします。

ショップでもわかるのは、構えた時の安心感です。

ヘッドの大きさ、カタチ、フェースの向き、シャフトの位置、ライ角度などなど、様々な視覚情報を瞬時に組み合わせ、"好きか、嫌いか"をジャッジする能力がゴルファーには備わっています。基本的には、構えたい位置に、構えたい向きでスパッと座ってくれるパターが好きなのではないでしょうか?

PINGほど長きにわたって様々な形状のパターを豊富に発売し続けているパターブランドはありませんよね。伝統的なブレードタイプからマレット、最新のネオ・マレットまで。とにかくたくさんのモデルバリエーションがあるのは、好きなパターの"ANSWER(答え/正解)"が人それぞれに違うからです。『ANSER(アンサー)』というネーミングのパターを世に問いつつ、決してブランドとしての正解をその一つだけに限定することはなかったのが、PINGの凄さですね。

「正解はゴルファーの数だけ存在する」

ということを認めて、在庫リスクを承知で膨大なモデルバリエーションを展開し続けたのがPINGの創設者であるカーステン・ソルハイムの偉大なところなのではないか、と個人的には思っています。

クラブのことはよくわかっていなくても、形状の違うパターをいろいろ構えてみれば、構えやすいもの、構えにくいものがあることに気づくはずです。皆さんもぜひ、様々なPINGパターをまずは構えてみていだたけたらと思います。

どのカタチにピン!っときますか?

ヘッド形状、ネック形状、ネックの位置、仕上げの色など様々な組み合わせで、
スッと構えやすいパターが人それぞれに変わる。それがパターが多品種となる理由でもある。

クラバー

高梨 祥明Yoshiaki Takanashi

ゴルフ専門誌のギア担当として、長く国内外のゴルフメーカーの開発中枢を取材。2013年に独立しフリーライター/編集者として活躍中。愛称のCLUBERは、GOLF CLUB LOVERを縮めた造語。

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