目撃した!バッバ・ワトソン選手の規格外の飛距離!!
2014年11月13日「VISA太平洋マスターズ」初日。冠雪をかぶった富士山から時おり冷たく強い風が吹きつけたが、快晴という絶好のトーナメント日和。午前9時35分、スタートホール10番、会場に集まった3,374人が固唾をのんで見守る中、「2014年度マスターズ チャンピオン、バッバ・ワトソン選手!」とアナウンスと共に登場。トレードマークのピンクのPING G30ドライバーを手にした瞬間、ギャラリーから「おおっ~」と歓声が沸きあがった。
強い風を嫌って低めにティーをセットアップしてアドレス。天を指すようなバックスイングから、一転してアッパー軌道のダウンスイング。左利きというのもあるけれど、まるで舞踏を見ているような独特なスイング。だが、決して力いっぱい振り回しているという印象はない。それもそのはず。今日の天候は平均風速5.8m/sの強風で、低くボールを打ち出してコースを攻略している。しかしながらボールは330ヤード付近の「クロスウェイ」にまで到達・・。このあたりが「規格外の飛距離」と言われる所以か。2打目のアプローチをピン2メートルに寄せて難なくパー。
続く12番ホールでは1ピン奥から12mのラインを読み切って2連続バーディと-2アンダーで首位タイに躍り出た。飛ばすだけじゃない。小技もキレがある。さすがマスターズを2度を制覇した選手だ、とギャラリーを納得させる。
そして、15番。PAR4の378ヤード。追い風で条件は揃った。ドライバーを手にしたバッバ選手。快心の一撃。ボールは低く飛び出しながらも直進性のある弾道でぐんぐんと伸びて行き、グリーン手前右サイドラフに落ちた。その距離なんと360ヤード!あわやワンオンという状況に、ギャラリーもグリーン手前に落ちているボールがまさかバッバ選手のものだと気付くのに暫く時間が必要でした。
結局この日、2005年以来の日本ツアー参戦となったバッバ選手は、7バーディ、1ダブルボギーの「67」で回り、5アンダーの4人が並ぶ首位タイでフィニッシュし、その存在を存分にアピールした。
バッバ選手の「横顔」と「G30ドライバー」
この日ピンゴルフジャパンでは、バッバ選手の来日を記念してささやかな歓迎パーティーを開いた。夕日が傾くかの頃、いよいよ本人が会場に現れた。
ゴルフ・ボーイズやSNSなどの一連の「おちゃらけ」ている印象とは一転。話す声も小さ目、目線も行き場に困っているような、どちらかと言えば内気な性格の人物に見える。ゴルフを始めた子供の頃は、ロングヒッターという今の面影はなく、独学で自宅裏の大木の前に一人ボールを自在に曲げる練習をしたと言う。
PINGとの出会いは、彼が最初にゴルフセットを購入した際「左利きだったので機能やラインアップが充実したのがPINGだった。」(PINGでは標準の全てのモデルで右用と左用のクラブをラインアップしている)その後、一貫してPINGのクラブを使い続けて今に至る。中でもPINGのドライバーの「G」シリーズというモデルを好んで使用しており、「PGAドライビングディスタンス」も2006年のプロツアー参戦以来、毎年1位または2位(2013年は5位)にランクインしており、その飛距離は年々更新しているようにも見える。
その「G」シリーズの最新モデルである「G30ドライバー」。実はイーグルのチップインで劇的優勝をした「HSBCチャンピオンズ」の前に突然故障して交換したと言う。すぐに新しいG30ドライバーがPING本社より届いて使用した結果、優勝ももたらしてくれた、という逸話も披露。そんな頼れる相棒を持っているからこそあのように豪快なスイングで規格外の飛距離を実現してしまうのでしょうね。
バッバ・ワトソン選手 インタビュー
たくさんの応援ありがとうございました!
中国→日本という海外遠征ツアーの疲労と慣れない環境下の中で、やっぱりリラックスして歓談していたのが、旧知の仲のピン ゴルフジャパン代表のジョン・K・ソルハイム社長。2人の小話の最中、イーグルで劇的な勝利を勝ち取ったプロトタイプのウェッジのの話題になると、一点して真剣な表情に変わりバウンス角の意見交換するなどして真剣な表情だったのが印象的でした。
これからもバッバ選手の応援よろしくお願いします!
PLAY YOUR BEST.