MOI(慣性モーメント)は、ゴルフクラブの特徴を説明する際に主に使われるようになってきています。何故なら、慣性モーメントが高い方が、クラブヘッドがより易しくなるからです。
易しいヘッドとは、ミスヒット時においてもボールにエネルギーを伝達し、初速、飛距離、そして方向性が安定するヘッドの事です。その為、世界のトッププロでさえも慣性モーメントから恩恵を受けています。
しかしながら、クラブ開発とは、寛容性だけでなく、飛距離、コントロール、操作性などの要素を含んでバランスを取る事が求められます。PINGにおいては、業界でも独自の「カスタム・エンジニアリング」という開発手法を取っています。そして、革新的なi25シリーズへの開発が可能となります。
両軸の慣性モーメント
慣性モーメントとは、クラブヘッドが重心から外れたミスヒット時においてどれだけねじれに強く、(上下/左右において)安定しているかを表したものです。MOIには、2つの軸が働きかけています:lxx(フェースの上下ミスヒットに影響)とlyy (フェースのトー/ヒール側のミス)です。
両方の要素が寛容性に大きく影響しているが、一般的には縦軸(左右)に注目が集まっているように感じます。縦軸の慣性モーメントが高いという事は、フェースのトー/ヒール側でミスヒットした際にも、初速を保ち方向性の安定に繋がります。また、私見では、PINGほど横軸(上下)の慣性モーメントにおいても考慮しているメーカーは無いと自負しております。
横軸(上下)の慣性モーメントを高くする事で、フェースの上下にミスヒットした際にも、最適な打出し角度とスピン量を可能にします。i25シリーズにおいては、重量配分(エクスターナル/インターナル)により、両軸の慣性モーメントを上げる事で寛容性が更に増しています。
同時に、シャフト軸の慣性モーメントにおいては最適に保つ事で、プレーヤーが必要とするクラブの操作性も実現しています。
シャフト軸の慣性モーメントが最適で有れば、スイング中にヘッドをコントロールする事が可能となります。結果的に、多くのハイブリッドやアイアンにおいては操作性が加わっており、プレーヤーが理想とするドローやフェードを生み出します。
最新テクノロジーの恩恵
ドライバーにおいて、多くのプレーヤーが飛距離と方向性を優先します。従って、クラブヘッドのねじれが少なくて、安定した打出し角度を実現する事で、方向性も良くなり、真っ直ぐ飛ぶ事で飛距離も結果的に伸びます。
更に2つのタングステン・ソール・ウェイトを後方に配置する事で、i25の慣性モーメントが大幅に上がっています。弊社においてのテストをしたところ、i25ドライバーよりも高い慣性モーメントを誇るドライバーは他社を含めてG25だけでした。タングステンの効果は、重心位置にも大きく影響しており、深低重心を可能としています。打ち出し角度も最適となり、方向性抜群の強弾道が実現します。
カスタムエンジニアリング
上記の通り、慣性モーメントはパフォーマンスに大きく影響する要素の一つで、PING独自の「カスタム・エンジニアリング」という個々のクラブに応じて、最適な結果を生み出す為のPING独自の開発手法を用いる事で、それ以外の要素も反映しております。
是非お近くのPING取扱い店に是非足を運んで体感してみて下さい。全てのゴルファーが必要とする寛容性と方向性だけでなく、最新のテクノロジーより恩恵を受ける事でしょう。コースでの数々な困難においても、PINGの製品を使えば、あなたの自信は上がり、スコアが下がる事でしょう。