こんにちは。三連休＋メジャー放映で睡眠不足気味ですが興奮のあまり思いのほか元気なピンフィッティングスペシャリストのアキモトです。
THE OPEN。LOUIS OOSTHUIZEN選手、惜しかったですね～っ！しっかりプレーオフに食い込んでくる勝負強さと、どんな強風でもビクともしない安定したスイング、そして愛嬌のある笑顔がたまりません。大好きです。

 

そして前田陽子選手、2勝目おめでとうございます！秋発売予定のNewモデルを使用し早々に結果を出してくれるなんて、なんてメーカー思いなのでしょう！前田選手や秋の新製品情報は今後、各媒体からバンバン更新されると思いますのでフィッタープレビューはまた追々アップさせていただきます。

 

さて、今日は久しぶりに”お問い合わせQ&A”を。

LOUIS OOSTHUIZEN選手、G30 LS-Tecから放たれる曲がらないビックドライブもさることながら、私が強く印象に残ったのは”GLIDE Wedge”を使った100ヤード以内のやわらかいショット。セッティングにも彼ならではのこだわりを感じます。

 

先日、お客様からウェッジ選択についてこんなお問い合わせがありました。

 

『G30アイアンを購入予定ですが、同モデルのシステムウェッジで揃えた方がいいのか、GLIDE Wedgeを組み込んだ方がいいのか、どちらがオススメでしょうか？』

”オススメ”を推奨する検討材料がご質問の中にありませんでしたので、答えに困窮してしまいましたが…。何かしらの理由があってご質問をなさっているはずですので、ウェッジ選択ポイントをいくつかお伝えしました。

 

・モデルをどうするのか？
見た目重視なのか？結果重視なのか？はたまた流行重視なのか？見た目や流行りの場合はお好きな物をどうぞ！で終わってしまいますが、多くは結果を求めてご質問されていると思います。システムウェッジのメリットとしては、上の番手と視覚的に違和感が無く、同じ感覚で使用できること。シンプルなゴルフを心掛けているゴルファーにオススメです。

 

 

あらかじめ設定されたロフトで距離の階段がきれいにつくようになっています。

かたやGLIDE Wedgeは2度毎のロフト設定や多彩なバウンスバリエーションが用意されています。

スイングスタイルやミスの傾向などを照らし合わせながら、よりゴルファーの嗜好に合わせた選択することが可能です。

 

 

 ・ロフトをどうするか？
ご自身の”距離＝ロフト”の関係性や”使用用途”が確率されていればさほど問題なく決定できますが、確率されていない場合はそこを詰める必要があります。現在使用中のウェッジロフトは何度で、何ヤードキャリーし、どのくらいの高さが出て、どのくらいの距離を打ち分けられて、バンカー重視なのか、ロフト変更が必要なのか等々…。どのロフト角がご自身のプレースタイルに最も必要で、マッチするのかを検証してみてはいかがでしょうか。

 

 

・その他
（重いシャフト）
基本的にはアイアンフィッティングで決定したシャフトと同じシャフトで流せば自然な重量フローになるので問題ありません。また、GLIDE Wedgeの標準スチールは元々118gとしっかり重量があります。流れよりも一段階重くすることで”バンカーやラフで更に重さを利用し好結果につなげたい”とか、”ウェッジでトップやシャンクがでる”場合には有効に働く場合がありますが、ダフリやチャックリが多いかたは注意が必要です。日ごろの傾向と照らし合わせて選択なさってください。

 

（固い地面）
一般的にはローバウンスが良いとされますが、同時にインパクト精度も高める必要があります。PINGのGLIDEウェッジは目標方向に対しリーディングエッジをスクエアにセットアップしている限り、TS（シンソール）、SS（スタンダードソール）、WS（ワイドソール）すべて歯の浮き具合はすべて同ですので、ベアグラウンドや締まったバンカーでクリーンに拾いたい時、WSでもフェースを大きく開かなければ充分対応可能です。日ごろのウェッジの使用シチュエーションとしっかり照らし合わせてモデル選択なさってください。

 

 

GLIDEウェッジについては何回かこのBLOGでも取り上げていますが、たくさんのフィッティングをした結果、ウェッジのセッティングは”セット物をなんとなく”とか、”周りの人が皆52°、58°なのでなんとなく”など、”なんとなく”使われているゴルファーが意外と多いことに気が付きました。

 

スコアに伸び悩んでいらっしゃるゴルファーは、ショートゲームの鍵”ウェッジセッティング”を再考することで新たな突破口を見いだせるかもしれませんよ～！

では、また明日！

 

 

EYE2 GORGEも引き続きよろしく！