こんにちは。ピンフィッティングスペシャリストのアキモトです。
今週は真夏並みの暑さが続くようですが皆様いかがお過ごしでしょうか?
過去のPINGが発売したパター資料の整理をしていると、それぞれのヘッド重量が記載されている資料が目に留まりました。
面白いなと思ったのがそのパターヘッド重量の変化。
当時一世を風靡し、世界のトーナメントで多くの勝利をもたらした
”ANSER 2”のステンレスヘッドは【306g】
”B60” 【299g】
一番軽いのか興味をそそられ調べてみると…
”EYE53” 【285g】
”PAL 5BZ” 【279g】
そして最も軽いヘッドは…
”1-A” 【275g】
やはり、ほとんどクラシックなモデルですね。
この軽さは、現代のパターに比べれば”軽い”のであって、当時はそれがスタンダードだったわけです。また、アメリカのパターですから、日本人よりも長い状態で使う人が多かったり、現代とはボールやグリーンコンディション、パッティングフォームも今とはだいぶ違います。
さて、反対に重いパターは?
これだろッ!と思ったルール最上限サイズのパター
”UDRAINIUM Doc 17″ 【358g】
思った程でもありませんでした…。
”IN Series Wack-E” 【370g】
”IWI Series CRAZ-E” は、重さ調整式でしたので、一番重いタングステンをセットした状態で【386g】
そして一番重たいヘッドは…
”I Series CRAZ-E” 【390g】
相当重いですね~。中尺パターのヘッド重量に近い重さです。
やはり、大型マレット系が多いですね。
10年前の”G2i CRAZ-E”は348g程度でしたので、7~8年前頃から結構重い設定が増えてきているようです。
さて、皆様はパターの重量は気にされますか?
それとも、あまり気にしませんか?
近年のPINGパターフィッティングでは”iPING”を使用して、相性の良いモデルを簡単に絞り込むことが出来るようになりました。
重さに関しては”テンポ”の項目を参考に選択していただけます。
ゆったりストロークのゴルファーは重めのヘッドが、テンポの速いゴルファーは一般的な重さのヘッドを使用すると良い結果につながりやすい傾向があります。
最新モデルの”CADENCE TR PUTTER”には2種類のヘッド重量”黒TRヘッド”と”青TRヘッド”を用意し、計測した”テンポ”を参考にして選択できるようになっています。
”CADENCE TR ANSER2”のヘッド重量はそれぞれ
”青TR” 【340g】 最近の平均重量より気持ち軽めでしょうか。
”黒TR” 【365g】 しっかり重めです。長さ調整式シャフトを選択するとかなりの総重量になりますね。
また、テンポに加えてこんな要素もヘッド選択のポイントにするとよかもり好みにマッチしたパターが選択できます。
”黒TR”
重めヘッドのメリットとしては、MOIが大きくミスに寛容で、ショートパットに不安のあるゴルファーが安心してパッティングできます。
”青TR”
一般的な重量ヘッドは、大きなふり幅や、ヒットする強弱をつけやすく、ロングパットの距離感に不安のあるゴルファーにはメリットになるでしょう。
時代と共に、環境やプレースタイルに応じて進化し続けるPING。最大限に進化の恩恵を得られるよう、全国の公認フィッター、そして新宿スタジオのフィッティングスペシャリスト達がお手伝いさせていただきます。