PINGスタッフのクラブセッティング紹介⑤≪TOUR STAFF:BROOKE HENDERSON≫優勝おめでとう!

 

こんにちは。先週、一週間のお盆休みを頂き、未だ休みモードから脱出しきれないピンフィッティングスぺシャリストのアキモトです。今年はチョン・インジ選手推し!と決めていたのに昨日、こんなニュースが…

 

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カナダ出身の17歳、ブルック・ヘンダーソン選手ツアー初優勝!

 

 

2位に8打差のぶっちぎり優勝です。手前味噌ながら、持ってますな~PINGは魅力的な選手を!一時代を築いていく匂いがプンプンします。チョン選手推しか、それともブルック選手推しで行くか…。ううっ、悩ましい…。

20150817 13※US PING FACEBOOKより。

 

さて、17歳の彼女が使用したクラブはというと…

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これまた私を含め、ちょうど日本のお父様方の参考になりそうな組み合わせですね~。

DRIVERはノーマルのG30の9度、シャフトはPING純正のTFC419(S)※US仕様を”47インチ”にして使っています。この設定、そこそこパワーがないとお父様方でも振りきれないかもしれません(汗)。PINGはオリジナルシャフトを使用する選手が複数名見受けられます。そのヘッドに対しての専用設計シャフトなのですから、おかしい事でもなんでもなく使用して当たり前の話なんです。

FWはG25の3W とG30の5Wを使用。FWの設定で面白いのが長さの設定。PINGの男性用スタンダード長に対し、3Wは半インチ長い設定(43.5”)、5Wは半インチ短い設定(41.5”)でプレーしている事。3Wは距離重視、5Wはコントロールの要素を重視しているのでしょう。

HybridはG30の22度を使用。これも半インチ短く設定しています。この半インチ短い調整が、コントロール性の向上と、実質のライ角がややフラットになり、この後紹介するアイアン設定とのつながりも良くなっています。

IRONはi25を使用。PINGオリジナルのCFS(S)を、やはり半インチ短く設定。ライ角はオレンジ。標準のブラックよりも数字的には2.25°フラットな調整です。オレンジのライ角は体格のある欧米の選手では珍しいかもしれません。フラットなプレーンのスイングで、腕も長いのかもしれません。また、なるべく左に行く要素を軽減している可能性もあります。いずれにしてもPINGのカスタムフィッティングでは当たり前の調整です。

WedgeはCADENSEの54°、58°にグラインドオプション(バウンス削り)を施しています。i25アイアンのUw(50°)から綺麗に4°ピッチで流しています。長さとライ角はアイアンと同様です。

PUTTERはScottsdale TR CRAZ-E。33インチでライ角はレッド(69°)。ロフトは4°に指定。標準設定よりもライ角はマイナス1度、ロフトはプラス1度調整しています。

 

 

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というような感じで、17歳の女子と言えどもかなりパワーのありそうな設定ですね。日本の男性ゴルファーに照らし合わせるなら、周りの仲間よりは飛ぶ方で、ある程度重さがあった方がスイングや弾道が落ち着く傾向のあるゴルファーに参考となる設定だと思います。

20150817 12※US PING FACEBOOKより。

上のカスタムはピンフィッティングではどれもクラブ代金に含まれている調整です。
PINGのカスタムフィッティングをお楽しみくださいませ。
では、また明日。