トルクの価値。≪TFC390Dシャフト≫

こんにちは。ピンフィッティングスペシャリストのアキモトです。

≪G30ドライバー≫。いまや世界中のアマチュアゴルファーからトッププロまで、その抜群の方向性と飛距離に感動の声を多数いただいております。中には”デカい頭はあんまりなぁ…”とか、”PINGってドライバーもあるんだ!?”なんてお声を頂戴することもありますが…

一度、実際に試打したりラウンドで使用してみると、印象がガラッと変わってしまうゴルファーも多いようです。
そんな≪G30ドライバー≫にはシャフト選択肢がいくつかあります。その中の代表的な標準純正シャフト≪TFC390D≫。標準純正とあなどるなかれ、実はとっても素敵なシャフトなのです。
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”標準純正シャフトなんて使い物ならないよ~”なんてゴルファーも昔に比べればだいぶ少なくなりましたが、実際、膨大な数のマシンテストやヒューマンテストを繰り返し≪G30ドライバー≫の性能を最大限に引き出すべく、メインシャフトに位置づけられているシャフトです。単純に考えれば性能が悪いわけがありません。

基本的にはフィッティングして相性の良い好結果に結びつくシャフト選択をするのが一番です。が、中には忙しくてなかなかフィッティングできなかったり、評判でパッと手に入れたいゴルファーもいらっしゃると思いますので、下記の情報をカタログ等には出ていない情報として参考にしていただければ幸いです。

 

・とにかく素直に製品コンセプトの性能を満喫してみたい。
20150617 3高速重ヘッドのエネルギーを最大限引き出すべく、”ハイバランスポイント(カウンターバランス)シャフト”を45.75インチに設定。タービュレーター効果やT9Sフェースと併せて、最大のヘッドスピードを実現させます。視覚的にも安心感のあるヘッド、やや長めのシャフト長でもゴルファーを不安にさせることはありません。基本シャフトに位置づけられた≪TFC390D≫から放たれるビックボールをお楽しみください。

 

・トータルな≪Gシリーズ≫の雰囲気を満喫したい!
20150617 1PINGと言えば、黒×白または、白×黒といったブランドイメージカラーの印象をお持ちのかたが多いと思います。最近のPINGはお気づきの通りブルーがメイン。このさわやかなブルーはクラブ以外にバッグやアクセサリー類にも取り込まれています。≪TFC390D≫シャフトも同色。性能自体にはさほど影響のない部分にもとことんこだわるのもゴルフの楽しみのひとつです。

 


・ここぞ!という時に曲がるゴルファーに。
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『ツアーで評判のシャフトにウン万円かけてリシャフト完了。なかなかいい感じだ。ヘッドは≪G30≫。直進性に問題は抜群。このドラコンホール、絶対にGETしてやるぞ~!ギュイーン…どチーピンでOB。とほほ…。』 あると思います。≪TFC390D≫の”トルク”は結構大き目。S:4.9 SR:5.0 R:5.9とい設定です。フレックスは表示よりも固く感じるゴルファーも多いようですが、実はこのトルク設定がポイント。プロが使っているようなシャフトの多くは、そのスイング精度を活かすべく≪TFC390D≫よりは低トルクなシャフトが多いと思います。車のハンドルでいえば、アソビの少ないF1のハンドルです。ハンドル操作を誤ればダイレクトに伝達します。それがメリットにもなればデメリットにも…。
≪TFC390D≫は思いがけず急ハンドルを切ってしまった時でも”誤操作をコンピューターが瞬時に判断し補正”。…は、してくれませんが、適度にアソビを持たせたシャフトが≪G30ドライバー≫の大きな慣性モーメントを邪魔する事なく逆に引き立ててくれます。いざという時に大怪我してしまう事が多いゴルファーの方々、≪TFC390≫おすすめします。
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≪TFC390D≫シャフト。

カタログ上の数字判断で即却下などせず、大きな価値を体感してみてくださいね!

それではまた来週火曜日にお会いしましょう。良い一日を…。