1959年に創業者のカーステン・ソルハイムにより設立されたPING。その⻑い歴史の中には、数々の出来事がありました。PINGトリビア!では知られざるPINGに関するトピックスをクイズ形式でご紹介!今回はピンの中では最もやさしさをアピールしている『Gシリーズ』についてです。
『Gシリーズ』の『G』には、『Generation(次世代)』という意味が込められています。名前のとおり最先端の技術を搭載した次世代のクラブを世に送り出してきました。ここでは『Gシリーズ』の歴史を振り返っていきたいと思います。
『Gシリーズ』の第一弾が発売されたのは2004年。最初のモデルなのにその名は『G2』。飛距離性能とやさしさの両立を目指したPINGの新基軸として発売されました。
2005年に2代目となる『G5』が発売。ロレーナ・オチョアなど、米国の男女ツアーのトッププロの多くが愛用しました。
ソールの色を青からオレンジ色に変更して登場したのが2007年に発売となった3代目の『G10』。このドライバーを使用したプロが2008年全米女子オープンを史上最年少で優勝を果たしています。
2009年に登場した4代目の『G15』です。ドライバーでは『G10』と比較して慣性モーメントを大幅にアップ。ミスを最小限に抑えてくれるとアベレージゴルファーにも好評でした
5代目は2011年に発売となった『G20』です。ドライバーでは最大飛距離を追求するために200gを超す重いヘッドを採用。バランスをとるために、重心が手元側にあり重いヘッドを軽いバランスで振れるよう改良したシャフトを装着していました。
2013年に出てきた6代目は『G25』。
ドライバーは、黒を基調としたシャープなデザインが印象的でした。アイアンで慣性モーメントを大幅に向上し、ミスにさらに強い性能となりました。
さらに、風に強く操作性も良いということで中上級者やプロも使用。
塚田好宣プロは、このアイアンを用いてツアー初優勝を果たしています。
2015年、初めてタービューレーターを搭載したドライバーが登場。7代目となる『G30』です。アイアンではストロングロフト&極薄フェース設計の飛距離性能を向上。さらに左右だけでなく飛距離のバラツキも抑制し、コントロール性能も大幅にアップしました。
そして2016年、8代目としてGシリーズが登場。ドライバー、FW、アイアン、ハイブリッド、クロスオーバーのすべてにおいて、ピンのGシリーズ史上最高の高性能を実現しています。 この『Gシリーズ』ドライバーで、唯一変わらないものがあります。それはヘッド体積。初代の『G2』から最新モデルである『G』まで、常にヘッド体積は460ccです(『G2』では『G2 TOUR』という400ccのモデルを数量限定販売)。 最大限ヘッドを大きくすることでやさしさを追求しているのです。一方でヘッドが大きいと空気抵抗が大きくなりヘッドスピードが上がりにくくなりますが、その点は最先端の技術を搭載することで常に進化を続けています。最新の『G』ではインパクト時の空気抵抗を前作と比較して約37%も軽減しています。