こだわりが詰まったブレードタイプのアイアン
新構造の“秘密”を
PING編集部が深掘り!
契約プロの最速インプレッションも掲載!
トッププロも認めるソリッドな打感
額賀辰徳選手
高柳直人選手
「i59」アイアンにはこれまでにない"インサート"が搭載されているということですが、具体的にどのような効果があるのでしょうか。
「i59」アイアンのインサートにはダイカスト製法の"アルミ・コア・インサート"を搭載しています。このインサートは重量がステンレスの1/3と、非常に軽量になっているので、インパクト時の余分な振動を抑えるのと同時に、周辺重量配分設計によって、高MOIにも貢献しています。
余分な振動が抑えられると、実際どのような打感を得ることができますか。
ツアープロが求める心地良い打感、少し硬めなソリッドな打感です。しかし、その硬めの打感の中にも芯を感じられるやわらかさもあると、ツアープロからは好評です。
"ソリッドな打感"という表現はゴルファーの探求心をくすぐりますね。性能面においてはどういったメリットがあるのでしょうか。
ズバリ、コントロール性能です。今までのブレードアイアンですと、一枚の板のような軟鉄鍛造が主流だったのですが、「i59」アイアンはそのブレードの常識を覆す複合構造となっています。新インサートを搭載することにより、打感、打音の向上、そして軽量かつ最適な重心位置設計により、コントロール性能の向上を意識したモデルとなりました。
どんなシチュエーションでも
スピンが入って止まる
永野竜太郎選手
大岩龍一選手
「i59」アイアンの"溝"はこれまでとは何が違うのでしょうか。
飛距離コントロール性能と再現性に優れた新溝"マイクロマックス・グルーヴ"を採用しています。
従来の溝よりも各番手において約4本溝が増え、溝の本数が多くなることで摩擦力が上がるのでさらなるスピン性能向上を実現しています。そして、本数の増加に合わせて溝の間隔も最適化しました。また、各溝の側壁角度もさらなるスピン性能を求めるために16度から20度に進化しています。
実際のコースではその新しい"溝"はどのような効果を発揮するのでしょうか。
スピン性能が向上したことで、ロングアイアンではしっかりとスピンを保ち、ショートアイアンではフライヤーを防止してくれます。また、ハイドロパールクローム仕上げとなっていますので、濡れたラフや雨の日でも安定したスピン量、コントロール性能を保つことができます。
まさに実践向きの溝になっているんですね。
そうですね。スピンをしっかり入れて、ピンの近くでしっかり球を止めたい。そんな操作性を大切にしたいゴルファーにマッチした溝となっています。
打ったらわかるやさしいブレード
大槻智春選手
「i59」アイアンのボディは軟鉄鍛造となっていますが、このボディの特徴を教えてください。
ボディには1025カーボンスチールを初採用し、軟鉄ならではの精密な形状と美しいフォルムに仕上がっています。見た目にこだわりがあるゴルファーやコンパクトな形状が好みの方に好まれる、美しい形状のアイアンです。
コンパクトな形状は操作性を大切にするゴルファーに向いていそうですね。
「ブレードは打ちこなすのが難しい」と考える方も多いかと思いますが、その操作性に加えて「i59」アイアンにはもう1つゴルファーに"やさしい"秘密があるんです。それが究極の"重量周辺配分設計"です。
重量周辺配分は"ブレない"やさしさの代名詞ですね。そのやさしさはどのようなシーンで感じられるのでしょうか。
トゥ側とシャフトの先端に高比重ウェイトを搭載したことにより、見た目はシャープながらミスヒットにも強い構造へと進化しています。プレッシャーのかかる場面でも、ピンをデッドに狙える。そんなやさしさを感じられるアイアンになっています。