賞金ランキング2位で2024年最終戦となる「ゴルフ日本シリーズJTカップ」を迎えた金谷選手。史上最多となる6人の選手が賞金王の可能性を残して最終戦に臨んでおり、誰がタイトルを手にするのか分からない大混戦の様相を呈していました。
「初日から(初の賞金王獲得へ)気持ちは入っていました。それで初日は少し空回りしてしまいましたが、そこからは自分らしいプレーをすることを心がけて、2日目以降、良いプレーができて良かったです」
金谷選手は初日こそ「71」で1オーバー14位タイと出遅れましたが、2日に「65」をマークして4位タイまでジャンプアップ。3日目「68」、最終日「67」と着実にスコアを伸ばし、トータル9アンダーの単独3位で4日間のプレーを終えました。結果、賞金1000万円を加算し、逆転で初の賞金王のタイトルを手にすることができました。
今大会で最大のハイライトは最終日の17番ホールです。残り約230ヤードのセカンドショットをロフト19度の『G410 ハイブリッド』で振り抜き、見事2オンに成功。「今週のグリーンは硬くて難しかったのですが、やさしい3番ハイブリッドで球を止めることができて、良いイーグルにつながりました」と値千金のイーグルを奪い、初のタイトルをグッと引き寄せました。
金谷選手は2021年にプロデビュー。ルーキーイヤーから賞金王争いに絡みましたが、2020-21年シーズンは2位、23年シーズンも3位とあと一歩のところでタイトルに手が届きませんでした。
「ルーキーの時と昨年と賞金王に届かずにいて、より賞金王というタイトルの重みを感じていました。そのようなプレッシャーの中でも自分らしいプレーを続けて、それを貫き通せたことが良かったです。今は終わったばかりでまだ興奮していますが、本当に賞金王を獲れて良かったです」
開幕戦優勝から駆け抜けた2024年シーズン
開幕戦「東建ホームメイトカップ」では降雨による順延の影響で最後の2日間に54ホールをプレーする過酷な状況となる中、3日目に「64」、最終日に「65」とビッグスコアを連発。トーナメント記録となる通算23アンダーをマークして開幕戦を制し、賞金ランキング1位の座につきました。
その後も安定して上位の成績を残していた金谷選手ですが、他の選手の活躍もあって賞金ランキングは徐々に下降。夏には2試合で予選落ちを喫するなど、シーズン中盤は不調に苦しみました。
「なんで、こんなに練習しているのに…と悩んでこともありました。しかし、結果が出ない時にも腐らず、自分を見つめ直してゴルフに取り組んできたことが今の結果につながったのだと思います」
金谷選手は人一倍練習を重ね、ゴルフに真摯に打ち込んできました。その成果はシーズン終盤の戦いで発揮されました。9月の「バンテリン東海クラシック」で2位に入り復調の兆しを見せると、翌週の「ACNチャンピオンシップゴルフトーナメント」では最終日に「63」をマークして大逆転優勝。この時点で賞金ランキング2位に浮上しました。
その後も安定したプレーで3度のトップ10入りを果たした金谷選手は徐々に賞金ランキング1位の選手との差を詰めていき、最終戦での逆転賞金王につなげてたのです。
シーズン2勝をマークし、トップ10入りが11回と年間を通じて見れば、安定したプレーを続けた金谷選手。スタッツの各部門でも驚異的な数字を残しており、賞金王を含めて7冠を達成しています。
賞金ランキング1位 | メルセデス・ベンツ トータルポイント1位 |
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平均ストローク1位 | パーキープ率1位 |
パーオン率1位 | トータルドライビング1位 |
最優秀選手賞 |
金谷選手は、初の賞金王獲得、そして安定した成績を残せた理由の一つとして「アイアンショット」の向上を挙げます。
「今年は部門別でもパーオン率がすごく上がりましたし、アイアンショットは1年を通して良かったです。『i230アイアン』はフェアウェイだけでなく、ラフからでも硬いグリーンにしっかりボールを止めることができます。自分で技術を出そうとしなくても、クラブが技術を引き出してくれるようなやさしさが備わっています。1年を通してクラブに助けてもらえましたし、PINGのクラブには絶対の信頼を置いています」
金谷選手はアイアンで『i230』と『G710』のコンボセットを採用しています。『i230』はツアーモデルらしいシャープな見た目と高慣性モーメントによる寛容性の高さを両立した高機能なアイアンです。インパクト時の衝撃を吸収する「エラストマー・インサート」によるソフトな打感やブレない安定感がありつつも、自在に距離をコントロールできる操作性の高さも備わっています。金谷選手は5番からPWまで『i230』を使用し、その上に中空構造で飛距離性能と安定性に優れた『G710』の5番を入れています。ヘッドの性能でさまざまな状況、距離に対応できるコンボセットを作り上げたことが、金谷選手の安定したスタッツにつながっています。
ドライバー | G410 PLUS | ロフト9度 +1度 |
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フェアウェイウッド(#3) | G410 LST | ロフト14.5度 |
ハイブリッド(#3) | G410 | ロフト19度 |
アイアン(#5) | G710 | ロフト21.5度 |
アイアン(#5-#9/PW) | i230製品詳細はこちら | |
ウェッジ | GLIDE FORGED PRO | 52度S 58度S 60度S |
パター | SIGMA2 ARNA |
「PINGのクラブはどれもやさしくて、ゴルフのプレーを本当に助けてくれます。難しい状況でも信頼してショットを打つことができますし、結果も出てくれます。だからこそ1年間安心してプレーできましたし、賞金王という結果を残すことができました」
金谷選手は中学生の時、地元・広島県で開催されていた試打会でPINGのクラブと出会いました。初めてPINGのクラブを打ち、その魅力に惹かれた金谷選手は、毎月のように試打会に参加し、フィッターのアドバイスを受けながら、ドライバー、アイアンと次々にクラブを購入していったと言います。
「気が付いたらPINGユーザーになっていました。PINGのクラブはとにかくやさしい。アマチュアゴルファーからツアープロまで一貫して同じモデルを使えるのがPINGというメーカーで、そこに魅力を感じました」
そして2020年10月に金谷選手がプロ転向を果たすと、2021年1月にはクラブ用品使用契約を結びに至ったのです。今やPINGファミリーの顔とも呼べる重要な存在になりました。
2024年シーズン賞金王のタイトルを獲ったことで金谷選手は来季のDPワールドツアーの出場権を手にしました。そして、「ゴルフ日本シリーズJTカップ」終了後、すぐに渡米し、最大の目標として掲げるPGAツアーの出場権をかけた「Qスクール」に挑戦します。名実ともに日本一のゴルファーになった金谷選手が次に目指すのは世界の舞台です。信頼するPINGのクラブを手に来季、金谷選手が世界の舞台でどんな活躍を見せてくれるのか期待しましょう。
「1年間応援ありがとうございました! ファンの皆様のおかげで1年間最後まで頑張ることができました。これからも自分らしく一生懸命頑張っていきます。これからも応援よろしくお願いします!」