日本のピンゴルフジャパンを拠点にして書く記事としては今回が最後となります。3年半の日本での滞在(※)は、とても価値が有り、学ぶ事が多かった貴重な経験となりました。また、アジア各国のゴルフ市場の独自性、似たようなところについても多くを学びました。何よりアジアの様々な文化に触れる機会を持てた事に感謝しています。
(※2014年6月より、米国PING本社を拠点に活動している)
PINGは結果が出るクラブ(=パフォーマンスを発揮するクラブ)として、特徴付けされています。
PINGはお陰様でここ数年順調に売上を伸ばす事が出来ました。そして、私にとってPINGブランドを伸ばし、よりゴルフというスポーツを広める為には、今後アジアが最もその機会に恵まれていると考えています。多くのアジアの地域において、スポーツは人々から人気がある事にとても感心します。PINGは革新的なクラブやカスタムフィッティングといった分野で業界的なリーダーになる事で、より多くの人にゴルフに興味を持ってもらえると考えています。
アジアにおいてPINGが特に大きく成長を遂げる事が出来た要因の一つとして、全てのレベルのゴルファーが弊社の製品を使用した事によって、よりゴルフが楽しく、やさしくなるというアピールが出来た事にあると感じます。アジアでは、多くの競合他社が同じようなメッセージを発信しており、結果どのブランドも同じような見え方をしています。そして実際に似たようなゴルフメーカーが多いのが事実だとも思います。しかし、PINGは結果が出るクラブ(=パフォーマンスを発揮するクラブ)として、ゴルフ用品に革新をもたらし続けるブランドとして特徴付けされています。
バーディーチャンスが上がる方法とは?
よく聞かれる質問の一つとして、「最適重心位置や高慣性モーメント、そして空気抵抗の削減でゴルファーが受ける恩恵は何?」という質問があります。最近、とあるお客様がフィッティングをするのを観察していて、いかにこれらの要素が重要かを再認識させられました。
彼は最近購入したばかりの他社の製品とPINGのクラブを比べたいという事でフィッティングに来ました。何球かPINGのクラブで打った後、彼はPINGのクラブの良さに気が付きました。つい先日購入した新しい他社製品の7番アイアンとPINGのS55の7番アイアンを比較した場合、よりストレートに飛び、結果、約20ヤード位飛距離が伸びました。そしてドライバーにおいては、打ち出し条件が最適になる事で、初速が約2.23m/s上がり、約12ヤード飛距離が伸びました。これは、実際にコースでドライバーと7番アイアンを使用するホールにおいて、ウェッジのような通常より短いクラブが使用出来るアドバンテージを手に入れることで、バーディーチャンスが確実に上がるという事を意味しています。
上記が証明する通り、全てのゴルフメーカーは必ずしも同じでは無いという事です。また、近隣のフィッティング店舗にてこの話を是非してみてください。決してPINGにとって新しい事ではないのが、分かると思います。