皆さん、こんにちは。フィッティングスペシャリストの藤原です。
今回のテーマ「グース」
ピンのクラブはグースがきついからな~!なんて話も4~5年前はよく耳にしましたが、最近は少し、そんな話も減ってきました。
G 7アイアンの顔
ピンらしい顔?のアイアンが減ってきていることに、昔からのオールドファンの方には、少々残念なことかもしれませんが、万人向けのだれにでも受け入れられる顔になったということは大衆メーカーのピンにとってはいいことではないでしょうか。
トップレールもすっきりさせています。
でも実はグース(ピンではオフセット)はG30よりも2.6%大きく設計されています。※7アイアン比較
グース=つかまりすぎる、フックするというイメージをお持ちの方、結構いらっしゃいますね。
こんな風に考えてみてください。
ミスヒットに強いアイアンを設計するには→大型ヘッドでブレード長が長くする→捕まらない→グースを付ける→オートマチックにまっすぐ行く。
S55 7アイアンの場合
操作性の高いアイアンを設計するには→ブレード長を短めに→捕まえにいきやすいため、グースは弱め→フェースの開閉をコントロールしやすくなる
グースはやさしいヘッドを作る上ではマストです。悪いものではないですよ。