知らないと損をするゴルフのルール///

皆さん、こんにちは。フィッティングスペシャリスト藤原です。
先月末、R&AとUSGA(全米ゴルフ協会)は、来年1月1日に発効する2016年度版ゴルフ規則の発行を発表いたしました。競技経験のない方はピンとはこない方もいらっしゃるとは思いますが、このゴルフ規則はすべてのゴルファー(プロゴルファーだけでなく、アマチュアゴルファーも含める)に適用されます。

ゴルフは審判のいないスポーツですので、ゴルファー自身がルールやエチケットをきちんと理解した上でゴルフプレーをする必要があります。

ルールは詳しく知っていて、損はないものです。

例えば、皆さん、池に入ってしまった時の処置の方法について、ご存知でしょうか。
池(ウォーターハザード)にはウォーターハザードとラテラルウォーターハザードの2種類あります。見分け方ですが、線または杭が黄色で表記されているのがウォーターハザード、線または杭が赤色で表記されているのがラテラルウォーターハザードです。※池でも白杭はOBです。
実はウォーターハザードとラテラルウォーターハザードでは処置できる方法の数が異なります。

ウォーターハザードは2通り
①最後にプレーした所からの打ち直し
②球がハザードの境界線を最後に横切った地点とホールを結んだ後方線上にドロップ

※ポイント 後方線上であれば、いくらでも下がって良し。
ぎりぎりにドロップされる方がいらっしゃいますが、ぎりぎりの所はみんなが打つので、ライが良くない場合が多いですよ。

ラテラルウォーターハザードは4通り(①と②はウォーターハザードと同じ)
①最後にプレーした所からの打ち直し
②球がハザードの境界線を最後に横切った地点とホールを結んだ後方線上にドロップ

③ハザードの境界線を最後に横切った地点からホールに近づかない位置で2クラブレングス以内にドロップ
※ポイント この処置を知らない方が多い気がします。基本的に②より③のほうが、ホールに近い位置にドロップできますので、③のほうが得することが多いです。

④ハザードの境界線を最後に横切った地点の対岸でホールに近づかない位置で2クラブレングス以内にドロップ
※滅多にこの処置になる状況はないですが、池の向こう側からでもOKです。

どうですか?皆さんすべて知っていましたか?知らなきゃ損するゴルフのルール。
遊びだから、適当でいいんだよ。という方もいらっしゃるかもしれませんが、実は損していることもたくさんありますよ!