その調整、問題ありませんか?≪長さとライ角はお友達≫

~臨時休業のお知らせ~
誠に勝手ながら、本日5月15日(金)はスタッフ研修にて終日クローズとさせていただきます。

こんにちは。ピンフィッティングスぺシャリストのアキモトです。

ゴルフシーズン真っ只中、何ラウンドかして”クラブの調整”や検討されているゴルファーも多いと思います。

・ミート率がイマイチ…
・ダフってしまう…
・トップが多い…
・もうちょっと飛ぶようにしたい…

このような傾向のゴルファーが行う調整方法として≪長さの調整≫が考えられます。
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・ミート率がイマイチ…
→短くする。
・ダフってしまう…
→短くする。
・トップが多い…
→長くする。
・もうちょっと飛ぶようにしたい…
→長くする。

誰しもに当てはまるわけではありませんが、おおよそ、上のような調整が考えられます。

そんな時、多くの方は工房のあるゴルフショップに持ち込まれると思いますが…

『ミートが悪く、ダフってしまう事も多いので0.5インチのシャフトカットを依頼。シャフトカットし、お気に入りのグリップを挿し、バランス調整して完了!』

あれ?何か抜けてますよね?

 

≪ライ角調整≫です。
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お国柄、日本のゴルファーはとても繊細で、知識も豊富、道具もとても大切に扱います。当然、そんな日本のゴルフ工房はどの国よりも細かい作業内容をこなしている事でしょう。ですので、こんな心配は要らないとは思いますが…

長さを変えたとき、併せてライ角を調整しなかったとしたら
短くすれば”フラット”
長くすれば”アップライト”
という現象が起こります。

・元の長さ
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・カット後短くなった場合(短く持って仮定)
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・長くした場合(長くもって仮定)
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地面とソール接地の関係性が変わっていることがわかります。

もし、長さ調整しても地面とライ角の関係性に変化が起こらないとすれば、クラブに合わせてアドレス時に手の高さや構え方を変えているという事になります。

・短くしフラット状態のアイアンに合わせ膝を曲げて調整
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構えを変えてもいざスイングとなるとそのポジションをキープすることは容易ではありません。この状態で真っ直ぐ飛ばすには本来必要のない動きをスイングに取り込まなければなりません。

・インパクト時はこんな状態に。(先っぽでしか打てません)
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(友情出演:ツアー&ジュニア担当 ホヅミ)

 

ピンのアイアン調整ならそんな心配も無用。
ピンでは、長さ調整と同時に必ずライ角の調整も連動して行いますので、フィッティングで確定したライ角要素が変化することがありません。

たとえばフィッティングで”YELLOW”のカラーコードに確定したゴルファーが、-0.5インチのシャフトカットを後日行った場合、PINGではライ角も0.75°アップライトに連動して調整します。この調整をしなかった場合、ライ角は一段階フラットの”BLUE”になってしまうからです。
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”標準長さのYELLOWのアイアン”と、”-0.5インチのシャフトカットしたYELLOWのアイアン”は、実際の”数字的なライ角度は違う”という事です。

一概には言えませんが、長さ調整後
・右(左)に流れる気がする
・ミートがトゥ(ヒール)偏る
・かえって打感が悪くなった気がする…

のような事が気になるゴルファーは、今一度チェックされてみてはいかがでしょうか?
長さとライ角はお友達ですので。
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