PING社員のゴルフクラブ “ガチセッティング”
こんにちは。
ピンフィッティングスタジオみなとみらいのF田でございます。
皆様、オフィシャルサイト「CLUB PING」のブログ記事「ガチセッティング」は御覧になれましたでしょうか。
ガチセッティング2
なんと嬉しいことに、みなとみらい店をご愛顧いただいているお客様より、「みなとみらいスタジオの社員さんのガチセッティングも見たい!」とのお声を頂戴しましたので、早速やっていきたいと思います!
第一弾として、ピンフィッティングスタジオみなとみらい 店長JPのセッティングをインタビュー形式でご紹介いたします!
ー 早速ですが、JP店長のクラブのスペックとギャッピング(キャリー飛距離)を教えてください! ー
JP店長(以下JP):
はい、コチラです!
<クラブスペック>
◆DRIVER:G430 LST 10.5度/FUJIKURA VENTUS TR BLUE 6S/“45.25インチ”
◆FW(#5):G425 MAX PING TOUR 173-65 X “標準長”
◆HYBRID(#4) (#5):G430 HB/FUJIKURA TR HYBRID 75 X “標準長”
◆IRON: i230(#6~9番,PW,UW) /N.S.PRO MODUS3 TOUR 115 S “標準長” ライ角BLUE
◆WEDGE:GLIDE FORGED PRO RAW (54° 58°) N.S.PRO MODUS3 TOUR 115 S “標準長” ライ角BLUE
◆PUTTER:PLD DS72 “34.75インチ” ライ角BLUE ロフト4度
◆GLIP:GP360LITE TOURVELVET ROUND 太さ アクア
セッティング本数:13本
<ギャッピング キャリー飛距離>
DR 240yd
5W 210yd
4HB 190yd
5HB 175yd
6I 165yd
7I 155yd
8I 145yd
9I 135yd
PW 125yd
UW 110yd
54° 100yd
58° 90yd
ー なかなかいい写真! ツアー関連の記事を意識されてますね(笑) ギャッピングも綺麗に揃っているようです。
では少し踏み込んで質問していきましょう。ティショットなどのロングゲームで活躍しているクラブはどれでしょう?ー
JP:ロングゲームでいくと、ドライバーと5番ハイブリッドには大きな信頼を寄せています。
まずドライバーですが、引っかけのミスを嫌う私には、G430 LSTのヘッドは本当に安心できます。意外と知られていないことなのですが、LSTのヘッドは他種類のG430 MAXやSFTのヘッドよりもライ角が1.5°フラットになっていて、構えたときに左を恐れずに振っていけそうな気がするんです。
使用ロフトは10.5で球の最高到達高さは30yd前後、現場での平均キャリーは240ydくらいだと思います。まずまずの高さが出ているのですが、低スピンボールでランがでて、270ydほど飛んでくれる事もあります。
クラブスピードは44 m/sくらいなので、私の体力から考えられるマックスの飛距離がでてくれていると思っています(笑)
ヘッドスピードが落ちて球が低くなる冬場には、こっそり調整機能(カチャカチャ)を使用し、ロフト角を11.5°に変更しています。
5ハイブリッドは、PAR5のセカンドショットでの使用率7割以上あると思います。
アイアンは苦手ですがピッチングウェッジ以下は得意なので、好きなクラブでサードショットを打てるよう逆算をすると、自然とセカンドショットは5番ハイブリッドが多く選ばれます。
ロフト角が26°あるので、少々のラフやフェアウェイバンカーからもきっちり球が上がって、トータル185yd前後飛んでくれます。
以前は5番アイアンをバッグインしていたのですが、5番ハイブリッドに替えて世界が変わりましたよ(笑)
ーありがとうございます。PW以下のクラブが得意とのことですが、アイアンのこだわりポイントを教えてください。ー
JP:はい、なんといっても体形と打ち方に合わせた「1度アップライトのブルーライ角」です。
具体的には、フルショットしたときに地面とソールの接地面が極めて水平に近い形になるようなライ角です。
抜け良し つかまり良し 芯に当たりやすし の三方良しです。
調整の証として、写真のようにネック部分ドットマークが鮮やかなブルーに色付けされます。みなとみらいの街にぴったりな、鮮やかなブルーで気分も上がります。
アイアンモデルは当社契約プロ選手たちも多く使用するi230です。
シャープな見た目とほどほどの飛び、オフセンターヒット時のミスの距離幅が少ない点がとにかく気に入っています。
その中でもさらに絶大な信頼を寄せているのが、50°のギャップウェッジの「UW=ユーティリティウェッジ」です。
13度あるバンスとやや広めのソールがよく効くので、右よりにボールを置いたショットでもダフリとは無縁です。
PINGでは、ピッチングウェッジ=W アプローチウェッジ=UWの表記をしております。お使いいただいている方はお間違えの無きようご注意ください!
ー i230、根強い人気がありますよね。ところで…年季の入ったウェッジと、前作のG425の5番ウッドが入っているようですが、非常に気になります。ー
JP: PING創業者のカーステンソルハイムが残した、ある言葉があります。
「古いクラブもいいですが、最新のクラブはもっといいですよ」
この言葉には、前作を上回るパフォーマンスが出せないと、新しいクラブは世に出さないという、モノづくりに対する強い意思が込められています。
ーカーステンの素晴らしい想いはわかったのですが…であれば最新のクラブを使わないワケは!?ー
JP:これには深い理由があるんです(笑)
その昔、秋葉原店のレフティー店長とダブルス競技に出場したことがありまして。
レフティーモンスターの持ち味は飛距離なので、私はほぼすべてのホールでこの5番ウッドでティショットしたんです。結果フェアウェイキープ率は8割を越え、このクラブと秋葉原店長の飛距離のおかげで決勝大会に進出できたと言っても過言ではありません。いわば、MVPクラブなんです。
最新もいいけど、想い入れがあるクラブは長く使う。これはイチゴルファーとしては正しいでしょう?
ちなみにウェッジはGLIDE FORGED PRO RAWという、ノーメッキウェッジ。
ピンフィッティングスタジオ、「直営店限定」というワードに自分がやられて、購入しました(笑)
構えた際に見える全体的に丸みを帯びた顔つき、打感、スピン性能に非常に満足しています。ノーメッキですので錆びてこのような見た目になります。
使用後は毎回中性洗剤でブラシ清掃をして、この仕上がり具合です。渋い。
PING直営店としてはめずらしく完成品販売となるのですが、まだ多少在庫がありますのでご興味ある方はお問い合わせください!
購入後にはもちろんライ角調整等も可能です。
ーなるほど、想い入れが詰まったクラブだったのですね、大変失礼いたしました。たしかに、古いPINGのクラブを長く使用している方とお会いすると嬉しい気持ちになります。では続いて、パターについてお気に入りの点を教えてください。ー
JP:はい、使用しているPLDパターは極上の打感だと思っています。もちろん個人差はありますが、硬めの打感のパターだと私は距離感を掴みやすいです。
そしてDS72の気に入っている点は、ハーフマレットでやさしさがありつつ、「フェース長が短い」点です。これも個人の主観ですが、短いフェースの方が芯に当てやすい感覚があります。
そしてあまり知られていないのですが、PINGではパター用純正グリップが13種類、さらにシャフトもスチール/カーボン合わせて4種類の中からご選択が可能です。
*ブログ掲載時点の情報 、シャフトはヘッドによって装着可否が異なります。
私は太陽光の反射を抑制する効果のある、「ブラッククローム仕上げのスチールシャフト」を装着しています。見た目もかっこよくてお気に入りです。
ー DS72といえば、2023年度PGA年間王者のパターですね! では最後に、キャディバッグの紹介と今後のゴルフの目標を教えてください!ー
JP:キャディバッグは、CB-P2404 WATER REPELLENT STAND BLACKです。
防水なので、雨の日でも中の荷物の心配がいらない点、G430とカラーがマッチしている点をとても気に入っています。
ゴルフの目標としては、長期目標はエイジシュート/中期目標はパープレーを達成すること/短期目標はシングルハンデ取得です。
ラウンド毎の行動目標は、自分が付けた以上のピッチマークを修復することです。
険しい道のりではありますが、頑張りたいですね。
最後に、みなとみらいスタジオのスタッフは全員PINGとゴルフに対して強い愛情を持っておりますので、皆さまのお悩み解決のお役に立てることも多いかと思います。
ゴルフ談義だけでも構いませんので、是非ご来店いただければ幸いです。
JP店長、PINGのクラブへの想い、愛情がたっぷり詰まったお話ありがとうございました! ただちょっと長すぎるので、次回登場する際にはもう少しコンパクトにお願いしますね!
PING社員の「ガチセッティング」は、定期的にアップしていきたいと思っています。
ジュニアからの長年ゴルファー、ツアー出場経験者、ドラコンプロ、女性ゴルファー、100切を目指すゴルファーなどなど、多種多様な社員がおりますので、こうご期待!
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!本日はF田がお送りいたしました。ぜひ、みなとみらいスタジオでのフィッティングお待ちしております。
それではまた。
Category
過去のブログはこちら