こんにちはピンフィッティングスタジオのアキモトです。
絶賛発売中の≪CADENCE TR PUTTER≫。ツアーでも徐々に使用者が増えてきています。もうチェックはお済でしょうか?
≪CADENCE TR PUTTER≫は、PINGが昔から大事にし続けている形状と、新しく加わった形状のモデルが混在しています。
それぞれの持ち味を全8回でご紹介していこうと思います。イメージしやすいように各方向からの画像と、相性のいいゴルファー像も通例コメントに囚われず挙げてみようと思います。クラブ選択の参考になれば幸いです。
※その日の気分で全く別テーマが割り込むこともあるかもしれませんが、あしからず…。
さて、やはりトップバッターはPINGパターの雄、≪ANSER 2≫から。
・真上から
→多くの直線で構成されているこの定番形状はやっぱり落ち着きます。クランクネックの始まりもトゥ側がフラットに処理され、ボールに対しすっきりセットアップできます。シャフト一本分オフセットさせることで、手の平感覚で優しくボールを包み込み、カップに流し込めます。オフセットは多少不安定なボールコンタクトをしても、ボールの回転軸を安定させる効果もあります。程よい厚みのトップラインは、絶妙なボールタッチをイメージさせます。1本のシンプルなサイトラインアライメントが集中力を高めます。
・フェース側から
→ANSER2はヒール側が直線の傾斜でデザインされており、もったりした感じが無く、すっきりシャープで正確なインパクトへ導いてくれます。多少芯を外してミスヒットしてしまっても、”TR溝”がしっかりサポートしてくれます。パッティングに保険が掛けてあるようですね!
・バックフェース側から
→キャビティ部分はほぼPINGロゴ。PINGはTV等での広告効果を意識し、目立つ部分に大きくしっかりロゴをいち早く取り入れたメーカーでもあります。海外のトーナメント放映では、結構パターバックフェースのどアップが放映されてますが、日本ではあまり見かけないのは大人の事情があるから…!? 。ANSER 2は、ANSERより全体的にペタッとした雰囲気があるのも 特徴です。
・トゥ側から
→トゥヒールバランスの名の通り、しっかりボリューム感がありトゥ側へのミスヒット時もフェースの揺れを軽減してくれます。角を面取りしたバックフランジは、オールドPINGさながら。神経質になりがちなパッティングを、その丸みがバランスよく和らげてくれます。
・ヒール側から
→斜めに削り取られたヒールデザインから、地を這うようなストロークを引出しボールの芯を確実に捉えます。そして、ほんのわずかフェース側に傾斜したネックが、セットアップのし易さと、クランクネックの引っ掛かりそうなイメージを払拭します。
・ソール側から
→反射や照り返しの心配がないソール面だけはポリッシュ仕上げ。G30 と共通のイメージカラーが精悍です。
≪CADENCE TR PUTTER ANSER 2≫は、こんな人にもオススメです!
・PING=ANSER。パターはとにかくピン型で。他は考えられない。
・大型マレットは苦手である。
・定番のモデルでパッティングの基礎を見直したい。
・これからゴルフを始めるのだが、何を選べばいいのやら…。
・流行すたりに流されないモデルを永く使いたい。
≪CADENCE TR PUTTER ANSER 2≫はフィッティングスタジオにて試打できます。フィッティングスタジオの御予約はこちらから。
次回は、PINGには欠かすことのできな名器B60の流れを汲んだ≪CADENCE TR PUTTER B65≫をご紹介いたします。