皆さん おはようございます!
フィッティングスタジオのフィッター村木です。
昨日に引き続き、様々なフィッティングの結果を見て頂きましょう!
と、言うわけで、
本日は「ウッドフィッティングの結果 CASE-2」 をお届けいたします。
<フィッティングスタジオ利用者>
・40代 男性 右打ち
<フィッティング項目>
・ドライバー
<現在使用クラブ>
・PING Gスタンダードモデル ロフト9度 ALTA J 50 S(53g) 45.25インチ
<現在使用クラブの傾向>
・平均飛距離…240YD
<現在の悩み/希望の弾道>
・大きなミスにはならないが、打ち出し方向が左右両方になり安定しない…できれば右方向へのミスを無くしたい
<結果>
・モデル…G400スタンダードモデル
・ロフト…10.5°
・シャフト長…45.25インチ
・シャフトスペック…ALTA J CB TSフレックス
・グリップ…GP LITE TOUR VELVET 360
・平均飛距離…260YD
・弾道…弱ドローで右方向への大きなミスは出にくくなった。
<考察>
実は今のクラブがかなり気に入っているA様。
現在のGドライバーはフィッティングをせずに、ご購入されたとのこと。
フィッティングはしませんでしたが、ミスは減り不満はないですが、フィッティングをして、もっと良いクラブが有れば!とのことでご来場されました。
いざ、フィッティングしてみると…
先ず、ミートさせやすい長さを見つける為に、現在使用している45.25インチと、45インチ、45.75インチと打ち比べて頂きました。
ご自身の感覚ではあまり長さの違いは気にならないとの事でしたが、45インチ、45.75インチはボール初速のバラつきが3m/s以上と大きくなっていました。45.25インチはボール初速が前後1m/s以内と安定していた為、この長さに決定しました。
次にシャフトの重さですが、A様ご自身は、現在お使いの53gのシャフト重量が少し軽く感じられているとのこと。60g台前半のシャフト重量と打ち比べて頂くと、ボール初速が3m/sほど向上しました。重さの感覚としても丁度良く感じるとの事でしたので、振り切れる範囲の重量と言えます。更に確認の為、70g台のシャフト重量も打って頂きましたが、A様ご自身も重すぎると感じ、ボール初速も60g台のシャフト重量と比較すると低下しました。
同じスピードでクラブフェースとボールが衝突すれば、クラブ重量が重たいものほどボール初速が大きくなります。ここでは、振り切れる範囲でなるべく重いシャフトを探すことが重要です。
このことから、シャフト重量は60g台前半で決定しました。
硬さに関しては、現在お使いのシャフトはかなり振りやすく気に入っているとのことでしたが、念の為、現在お使いのシャフトとしなるポイントが違う、中元調子のシャフトも試して頂きました。たまに良い当たりが出るものの弾道が安定せず、振り心地もあまり良くないとのことでした。
A様ご自身の感じる振りやすさと、打球の安定性を基に、現在お使いのシャフトの後継モデルとなる、ALTA J CB TSフレックスに決定しました。
最後に、ヘッドの種類です。右方向へのミスを減らしたいとのことでしたので、G400SF-TECもお試しいただきましたが、捕まり過ぎ、大きく左方向へ打ち出す弾道となってしまいました。
シャフト選びの段階で、今お使いのシャフトよりも重量、硬さ共に適正になったため、比較したG400スタンダードモデルでも十分に捕まった弾道となっており、右方向へのミスは出ませんでした。また、現在お使いのロフト9°では打ち出し角が適正になりにくく、低い弾道になっていたため10.5°のロフトをお試し頂いたところ、初速に対して適正な打ち出し角になり、飛距離も向上しました。
このことから、ヘッドはG400スタンダードモデル10.5°に決定しました。
※また見にくい写真でゴメンナサイ!(>_<) オレンジが今お使いのクラブ、ブルーがフィッティング後のクラブです!
結果として平均飛距離が19ヤードアップ!球のバラつきも少なくなりました!
このように、皆さんもフィッティングで理想の弾道に近づくクラブを見つけていきましょう!
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