皆さんこんにちは!
フィッティングスタジオのフィッター村木です。
さて、今週もご来場いただいた方々のフィッティング結果のご紹介です。
という訳で・・・
本日は <PINGウッドフィッティングの結果 CASE-5> をお届けします!
今回は、ゴルフを始めて一年のY様。
<ご使用スペック>
・モデル:T社9.5°
・シャフト重量:純正50g台前半
・シャフトフレックス:Rフレックス
・長さ:45インチ
【お悩み】アイアンは真っ直ぐ打てるのに、ドライバーのスライスがどうしても治らない!
【ご要望】飛距離平均が180Ydなので、もう少し飛距離が欲しい。
【傾向】右に打ち出して右に曲がっていく大きなスライス。曲がりが大きいので、ボール初速に対しても飛距離をロス。
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お悩みを伺ったら、早速フィッティングスタート☆
①シャフト長を決める
◆ミートさせやすく、ボール初速の平均値が上がるシャフトの長さ を選びます。
最初に、今お使いの長さに近い45.25インチのシャフトと、少し長い45.75インチのシャフトを打ち比べて頂きました。
さて、ボール初速のバラつきはどうでしょうか??
・シャフト長45.25インチ:前後4.4m/s(オレンジ)
・シャフト長45.75インチ:前後1m/s(グリーン)
【結果】
45.75インチの方が安定していますね!
ご自身に合ったシャフト長を使わないと?
× 力任せに振り回せてしまうので、ミートさせにくくなる。
×ミートしにくいため、ボール初速がバラつき弾道の曲がりにもつながる。等々
Y様も長いシャフトのほうが当たるなんて!と驚いていらっしゃいましたが、短い方は力任せに振ってしまっている感覚があった、とご納得のご様子。
というわけでシャフト長は、フェイスの芯付近にミートし易くなり、曲がり幅も減少した、45.75インチに決定しました。
②シャフト重量を決める
◆振り切れる範囲で最も重量のあるシャフト
◆ボール初速のMAXが出る重量のシャフト を選びます
ここでは、今お使いの50g台前半のシャフトと、60g台前半の物を打ち比べて頂きました。さて!結果は・・・
※重量50g台前半のデータが画像だと平均値になっています。スイマセンm(__)m
ボール初速のMAX数値
シャフト重量50g台前半:52.4m/s(オレンジ)
シャフト重量60g台前半:55.4m/s(グリーン)
【結果】
60g台前半のシャフト・・・ボール初速のMAX!
この後、念のため70g台前半のシャフト重量もお試し頂きましたが、ボール初速のMAXは53m/sまでしか出ませんでした。
この事から、シャフト重量は60g台前半に決まりました。Y様のお悩みの中には、スライスとともに飛距離という事もありました。今まではシャフト重量が軽すぎて、ボール初速が適正に出ていなかった可能性があります!
③シャフトの硬さを決める
◆ご自身が振り易く感じ、スイングの再現性が高くなるシャフトを選びます。
振り易いシャフトは球のバラつきも抑えられるということですね!
さて、現在Y様がお使いのシャフトはT社純正のRフレックス。Y様はこのクラブ以外をお使いになったことが無いので、これが振り易いのかどうかが分らない・・・と仰っていました。
そこで、しなり感の違う2本をお試し頂き、ご自身のフィーリングと実際の打球のバラつきを比較したところ・・・
中元調子:TOUR173-65 (オレンジ)
中調子:ALTA J CB(ブルー)
【結果】
打球の集まり方が違います!Y様ご自身も、ALTA J CBを打って頂いた後、シャフトがしっかりとしなってヘッドが返ってきている!(気がする)、振りやすい!と仰っていました。この後硬さの確認の為、フレックス違いも打って頂きました。最も振りやすく感じられ、結果も出たAlTA J CB TSフレックスにシャフトは決定しました。
④モデルを決める
上の画像を見て頂くと分かるように、バラつきは少なくなったものの、少し右にボールは出ています。お悩みはスライスという事でしたが、お悩み通りの打球が出ています。そこで!登場するのがG400SF-TECです!
ただでさえボールの捕まりが良いG400スタンダードモデルよりも、さらに!(ロボットが打つと)10ヤード前後ボールが捕まるというG400SF-TEC。
スライスでお悩みのY様に打って頂くと、どうなるのか!
現在お使いのクラブ:オレンジ
フィッティング結果のクラブ:グリーン
【結果】
G400SF-TECに変更した事によって、直進性が増し、ほぼフェァウェイの真ん中にボールが集まるようになりました!弾道の高さは問題なかった為、ロフトは10°のモデルに決定しました。
今回の結果をまとめると・・・
<Y様ご使用スペック> ➔ <フィッティング結果>
長さ:45インチ➔45.75インチ
シャフト重量:純正50g台前半➔60g台前半
シャフトフレックス:Rフレックス➔ALTA J CB TS フレックス
モデル:T社9.5°➔G400SF-TEC10°
このように、シャフトの長さで当て易さ(ミートのさせやすさ)を、
シャフト重量でボール初速のMAX数値を、
フレックスで振り易さとスイングの再現性を、
モデルで左右の打ち出し方向を、
それぞれ適正なものをお探しした結果、極度のスライスが弱フェードに!
平均飛距離180ydが、平均200yd以上に!
Y様のお悩みに対して適正なスペックをお探しする事によって、非常に良い結果を得ることができました!
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平日は10月11日水曜日以降、土日は10月14日土曜日以降のご案内になります。
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