ロフト調整機能活用のすゝめ ~ドライバー編~

みなさま、初めまして。

ピンフィッティングスタジオ(PFS)新宿の髙見澤と申します。

どうぞよろしくお願いいたします^^

 

いや~、マスターズ盛り上がりましたね! 日本ゴルフ界念願のマスターズ初制覇。イチゴルフファンとして、徹夜で応援し、最後はもらい泣きしてしまいました。

 

これを機に、さらにゴルフ業界全体が盛り上がっていくといいですね!

 


 

さて、ここPFSではヘッドやシャフト、グリップなど、どの組み合わせがお客様に合うクラブかをご提案し、最大のゴルフパフォーマンスを出していただけるよう、スタッフ一同、日々精進しております。

 

勿論、ベストなセッティングをご提案していますが、コースでプレーする際にはその日の体調や気候の変化など、様々な要因でクラブの微調整が必要なことがあるかもしれません。

 

そこで今回は、「ロフト調整機能のすゝめ」と題しまして、実際にロフト調整機能を使った場合、どのぐらい弾道に変化がもたらされるのかを検証してみたいと思います。

 

※あくまで個人の計測データになりますので、参考までに^^


今回は、G425MAX 10.5°&PING TOUR173-65S(45.25”)を使用。トラックマンで計測しました。

 

想定ヘッドスピード(HS)は43~44m/sで試打。

公平を期すために3球ずつで打ち比べました(結果は全て3球の平均値です)。

 

 

まずは、スタンダードポジション(PINGのロゴが書いてあるところ)で計測。

スタンダードポジションですので、ロフトは10.5°です。

 

さて、結果は如何に?

 

・スピン量 3143rpm

・打ち出し角 14.6°

・高さ(最高到達点) 35.3y

・キャリー 234.0y

・トータル 250.7y

 

 

← 弾道イメージ

 

 

 

 

ややスピン量が多めになってしまいましたが、いい球筋だと思います。

さすが、G425MAX!!!

ここを基準にロフトを変化させて計測していきます!

 


続いて、ビック+ポジション(大きい方の「+」が書いてあるところ)で計測しました。

10.5°から+1.5ロフトを足すので、12°になります。

 

 

こちらの結果は?????

 

・スピン量 3503rpm

・打ち出し角 16.2°

・高さ(最高到達点) 38.9y

・キャリー 224.3y

・トータル 237.6y

 

 

← 弾道イメージ

 

 

 

 

10.5°のポジションよりも打ち出しが1.6°高くなり、最高到達点も3.6y上がりました。

ただ、少しスピン量が多くなってしまったので、思ったよりもキャリーは伸びていません。

フェアウェイが硬い状況のコースや、冬場で体があまり動かない時に使うと、普段よりも楽にボールが上がりやすくなり、コントロールしやすそうな弾道でした(※個人の感想です)。

 


 

最後に、ビック-ポジション(大きい方の「-」が書いてあるところ)で計測。

10.5°から-1.5ロフトを引くので、9.0°になります。

 

 

さて、こちらの結果は?????

 

・スピン量 2617rpm

・打ち出し角 13.2°

・高さ(最高到達点) 28.9y

・キャリー 236.3y

・トータル 259.3y

 

 

← 弾道イメージ

 

 

 

 

こちらは、10.5°のポジションよりも打ち出しが1.4°低くなり、最高到達点も6.4y下がりました。

スピン量も適正値になり、carry/totalともに3ポジションの中で、最大値をマーク!

私の場合、9度のロフト設定が普段使いには良さそうです^^

 

 


実際に計測してみると、ほぼ調整したロフト角どおりに打ち出し角が変化し、それに伴う最高到達点やスピン量の変化が確認できました(驚)。

 

フィッティングにいらっしゃるお客様にヒアリングすると、「ロフト調整機能」自体付いていることを知らなかったり、知っていても使ったことがない、という方が多く見受けられます。

 

冒頭にも記載したとおり、ベストなセッティングをご提案していますが、ちょっとした味変として、その日のフィーリングに合わせて、一度、「ロフト調整機能」を試してみてはいかがでしょうか^^

 

Fitting Expert  髙見澤 祐二