皆さん、こんにちは。フィッティングスペシャリストの藤原です。
このブログをご覧になられている方の中にもゴルフクラブについて、こだわりがあるかとは思います。そんなクラブのこだわりですが、今回は数値についてのお話をしたいと思います。
数値はこだわりすぎると、時にクラブ選びの迷いになってしまう場合がございます。
クラブに関係する数値は、弊社の総合カタログ等でも基本スペックのみですが、ドライバーでは、ロフト角、ヘッド体積、総重量、ライ角度、バランスを記載しております。しかし、その他にもメーカー独自のものやゴルフ工房で計測される振動数など、様々な基準や規格を元に数値化されたものが数多く存在しています。
大事なことはそれらの数値に惑わされないことです。
最近の出来事ですが、試打会で数値のことばかり気になってしまう方がいらっしゃいまして、その方の場合はバランス(スイングウェイト)と総重量でしたが、私としてはせっかくの体感する場なので、もっと実弾道や振り感を知ってもらいたかったです。
研究熱心なことは良いことですが、数値にこだわりすぎて、肝心の結果が伴わないセッティングになってしまっては何も意味がありません。
機械がゴルフするわけではなく、人間がするものですから、感覚的な部分も大切です。デザインや色などの視覚的な要素で、結果が大きく変わってしまう場合もございます。
数値はあくまで参考程度にお考えいただければ、幸いです。
ピンフィッティングでは、シャフトの打ち比べをしてもらう前に細かいシャフトの説明はいたしません。先入観を持って試打をすると、純粋な感覚が分からなくなるからです。
ですので、皆さん!シャフトラベルは見ないように打ってください。