皆さん、こんにちは。ピンフィッティングスペシャリストの藤原です。
先週のナショナルオープンはかなり盛り上がりましたね。私もテレビで観戦しておりましたが、やはり世界レベルの選手は球が高い!そして、ラフからでも球を上げて、スピンを入れるパワーと技を持っていますよね。スケールが違うといった所でしょうか。
さて、写真(下)ピンまで190Yの距離が残った場合に皆さんは何番で打ちますか?
アイアンでしょうか?
ハイブリッド、またはフェアウェイウッドでしょうか?
グリーンの硬さやライの状況、風にもよるでしょうが、正確にグリーンに狙って止められるためには、球の高さとスピン量が必要になります。
そこで、フィッティングの観点からお話をさせていただきますと、キャリーとランの距離を把握して、クラブセッティングすることがポイントとなります。
仮に2本(A社とB社)の5アイアンがあったとします。
皆様でしたら、どちらのクラブを選びますでしょうか?
A社クラブ
キャリー165ヤード+ラン20ヤード=185ヤード
B社クラブ
キャリー170ヤード+ラン5ヤード=175ヤード
私なら、間違いなく、B社のアイアンを選びます。
A社のアイアンはトータルの飛距離で考えた場合、B社よりも10ヤードも飛んでいますが、キャリーで考えた場合は、飛距離はB社よりも5ヤード劣っています。
アイアンの役目は狙った所に正確に止めるのが役目です。
もう一度、写真(下)を見てください。
グリーンエッジまでの距離は169ヤード、エッジからピンまでが21ヤードだとしたら、、、。
A社クラブでは手前のバンカー、B社クラブではナイスオンです。
ツアートーナメントではグリーンエッジまで100ヤード、150ヤード、200ヤードの所に必ず目印があります。
どの選手もグリーンエッジまでの距離、エッジからピンまでの距離を確認して、キャリーとランを計算して、アイアンショットを打っています。
皆様もフィッティングとコースマネージメントで、スコアアップを目指しましょう!