キャリーとラン//

皆さん、こんにちは。ピンフィッティングスペシャリストの藤原です。

先週のナショナルオープンはかなり盛り上がりましたね。私もテレビで観戦しておりましたが、やはり世界レベルの選手は球が高い!そして、ラフからでも球を上げて、スピンを入れるパワーと技を持っていますよね。スケールが違うといった所でしょうか。

さて、写真(下)ピンまで190Yの距離が残った場合に皆さんは何番で打ちますか?20150729 3

アイアンでしょうか?
ハイブリッド、またはフェアウェイウッドでしょうか?

グリーンの硬さやライの状況、風にもよるでしょうが、正確にグリーンに狙って止められるためには、球の高さとスピン量が必要になります。

そこで、フィッティングの観点からお話をさせていただきますと、キャリーとランの距離を把握して、クラブセッティングすることがポイントとなります。

仮に2本(A社とB社)の5アイアンがあったとします。
皆様でしたら、どちらのクラブを選びますでしょうか?

A社クラブ
キャリー165ヤード+ラン20ヤード=185ヤード

B社クラブ
キャリー170ヤード+ラン5ヤード=175ヤード

私なら、間違いなく、B社のアイアンを選びます。

A社のアイアンはトータルの飛距離で考えた場合、B社よりも10ヤードも飛んでいますが、キャリーで考えた場合は、飛距離はB社よりも5ヤード劣っています。

アイアンの役目は狙った所に正確に止めるのが役目です。

もう一度、写真(下)を見てください。

20150729 3

グリーンエッジまでの距離は169ヤード、エッジからピンまでが21ヤードだとしたら、、、。

A社クラブでは手前のバンカー、B社クラブではナイスオンです。

 

ツアートーナメントではグリーンエッジまで100ヤード、150ヤード、200ヤードの所に必ず目印があります。

どの選手もグリーンエッジまでの距離、エッジからピンまでの距離を確認して、キャリーとランを計算して、アイアンショットを打っています。

 

皆様もフィッティングとコースマネージメントで、スコアアップを目指しましょう!