皆さん、こんにちは。ピンフィッティング担当藤原と申します。
本日もお客様からのご質問を紹介したいと思います。
質問)
G 5番アイアン(24°)の標準長さが38.25インチ
対して、G クロスオーバー5番(24°)スチールシャフト装着時の標準長さが38インチ、カーボンシャフト装着時の標準長さが38.5インチ。
同じロフトなのに、クロスオーバーはスチールシャフト装着時はアイアンよりも0.25インチ短く、カーボンシャフト装着時は0.25インチ長いのは何か理由がありますか?
回答)
理由は、クロスオーバーのパフォーマンスを考慮した長さにしているからです。
クロスオーバー5番とGアイアン5番は同じ24度でありますが、フェースの構造が大きく異なり、クロスオーバーの方が新フェースのたわみ効果で初速が上がり、G 5番アイアンよりも飛びます。
そのためスチールシャフト使用する方に関しては、ある程度、ヘッドスピードが速めの方を想定しており、グリーンを狙うクラブとして、番手間の飛距離を考えると、アイアンよりも0.25インチ短くすることで「飛び過ぎない」ように考慮されています。
※ 弊社のプレーヤーテストの結果、0.25インチ短くても、Gアイアンよりクロスオーバーの方が、初速も上がり、アイアンよりも飛びます。
一方、カーボンシャフト装着の場合は、下記の図の通り、ハイブリッド&ロングアイアンの間の中間の長さとなります。
カーボンシャフト装着時の長さがアイアンよりも0.25インチ長いのはヘッドスピードが遅~中の方がより飛距離と高さを出しやすくするために設計されているからです。