こんにちは。ピンフィッティングスペシャリストのアキモトです。
PING創業者カーステン・ソルハイムが自分自身のゴルフを”もっと易しく”、”もっとシンプルに”、”もっと楽しく”、”もっと良いスコアに”できないものかと思い立ち、”スイング”ではなく”道具”でなんとかしてやろうしたことがPINGが始まり。その思想はずっと受け継がれています。PINGは”小ぶりなドライバー”や”マッスルバック”のアイアンは作らないの?作って!! なんて声をいただくことが多々ありますが…
L字やT字型のパターや、ブレードタイプのアイアンが難しいのでANSERパターやキャビティアイアンを開発したのがPING。ミスに手厳しいクラブはゴルフショップにいけばたくさんありますので…。 PINGのクラブには、そんな理由でゴルフをシンプルに易しく良いスコアにつなげて、ゴルフを楽しむ為の性能が随所にちりばめられています。今日はその中のひとつ≪Progressive Set design&Offset≫プログレッシブセットデザインとオフセットについて。
上の画像はi25アイアンの#3,#6,#9。フェースの長さが違います。インパクト精度が下がる長い番手ほどフェースを長くして寛容に、短い番手は操作性を高めるべくコンパクトにフローしています。 同時に長い番手ほどオフセット(フェースプログレッション)を大きくつけてスクエアなインパクトをサポートすると共に、打球を上がりやすく、ダフリを緩和させ、直進性を高める効果もあります。 S55アイアンと、i25アイアンのオフセットを比較してみました。
≪S55≫
≪i25≫
ショートからミドルアイアンのオフセットに大きな差はありませんが、i25は長い番手になるにしたがってオフセットの度合が大きくなっているのが判ります。この傾向はG30アイアンも同様です。
S55も長い番手ほどオフセットを強めているものの、G30やi25程ではありません。G30やi25のロングアイアンは、S55よりも易しさを強調してあるということです。対してS55はオフセット少なめして弾道を操りやすくしています。ただ、操りやすいという事は曲がりやすいという見方もできますが、曲りやすいというより、i25やG30より”曲げやすい”設定なのです。
・S55→操作性重視
・i25→操作性+寛容性のMIX
・G30→安定感、直進性重視
このように比較するとS55(人によってはi25も)が難しいアイアンなんじゃないかと感じられるかもしれませんが、そこはPING。トー側にタングステンを圧入することで、トーヒールに重さを分散。ミスヒット時のヘッド挙動を安定させます。小ぶりなヘッドデザインでもPINGの設計思想は変わりません
≪Progressive Set design&Offset≫の効果で、番手毎に打ち方を悩む必要がありません。ややこしい事はクラブがしてくれます。結果シンプルで再現性の高いスイングに導きます。メンタル的にもおおきなメリットとなるでしょう。
PINGのアイアンでシンプルゴルフを追求してみませんか?
では、また明日!