前作「s159」は世界ランキング13位のビクトル・ホブランが「やさしい!」と評価し、
同選手の PGAツアー年間王者獲得(2022-23シーズン)に大きく貢献。
日本でも「やさしいウェッジ」として話題になりました。
しかし「s159」を使っているPING契約選手に話を聞くと、最も評価していたのはスピン性能でした。
それは、PINGが好条件化で打つようなドライコンディションではなくて
悪条件下で打つリアルコンディションでのスピン量にこだわっていたからです。
最新作「s259」ではさらにスピン性能が向上しています。
一般的にウェッジのスピンが100%になるのはドライコンディションだと言われています。ドライコンディションとは全く水分を含まないライ。例えば練習場の人工マットの上から打ったときです。
しかし、実際のコースでこのような環境はほとんど存在しません。
ウェッジが使われる場面は、ラフや傾斜、バンカーなど、フェースとボールの間に芝や砂、水分が入りやすい状況が大半です。フェアウェイであっても、朝露や芝に含まれる水分によって、スピン量は簡単に低下します。
それがリアルコンディションです。
PINGでは、こうしたスピンが入りづらいリアルコンディションでの使用を前提にウェッジ開発を行っています。
開発段階では、ラフや砂などが介在する状況を最も再現性高く評価する手法として、フェースを濡らしたテストを実施しています。
これは「濡れたとき」だけを想定したものではなく、実際のコースで起こり得るスピン低下を再現するための方法です。
その結果、PINGのウェッジは特定の条件に依存せず、リアルコンディション下でも安定したスピン性能を発揮します。
長年、PINGのウェッジを使っている鈴木愛は次のようにも語っています。
「ラフやバンカーからでも普通のアプローチと同じようにスピンが入るところが気に入っています」
「s259」はスピン量の安定性が約8%※も上がりました。フェースのスコアラインには、溝と溝の間隔を最適化したマイクロマックスグルーブを採用。ロフト別に溝の側壁の角度を変えており、46度から52度は側壁の角度を20度、54度から62度は28度にしています。
さらにウェットコンディションで高い疎水性を発揮するハイドロパールクローム仕上げを採用しています。
今回は新しくスピン性能を上げるテクノロジーとして独自の新サンドブラスト製法を採用。砂の粒子をより細かくしつつ、溝と溝に意図的に“粗い凹凸”をつけています。その結果、特にリアルコンディションでの摩擦係数が上がりました。
フェースデザインも新しくなっています。ツアープレーヤーからのフィードバックでネックからフェースにつながる部分の厚みを抑えることで、アドレスしたときの見た目をすっきりしました。またフェース面の1番下にあるスコアラインを長くしたことで、視覚的にターゲットに対してスクエアに構えやすくなりました。

本当にドライコンディションよりリアルコンディションの方がスピン量が増えるのか?
アリゾナ州にあるPING US本社にて、ドライコンディション(人工芝)とリアルコンディション(ウェットコンディション)でのスピン量を計測。 「s259」はリアルコンディションでのスピン量が103.3%※。スピン量が下がらないどころか、わずかに上がっていたのです。
| ドライコンディション | 人工芝 |
|---|---|
| リアルコンディション | 人工芝の上から霧吹で水を吹きかけ、ボールとフェースの間に水滴がある、実際のコースでのコンデションを再現 3球ずつ計測し、平均値を計測 |
| テストクラブ | 「s259」ウェッジ/56度Sグラインド 測定距離:フルショット |
| 測定距離 | フルショット |
※ドライコンディションの平均スピン量を100%とした場合/PING調べ
フィッティングカンパニーであるPINGはウェッジのバリエーションも充実しています。
「s259」は「s159」から「Wグラインド」のロフトが新たに2種追加、ロフト角は46度から60度までで、計25通りのモデルがあります。
ソールグラインドは6つ。スタンダードな「Sグラインド」、ローバウンス系のワイドソール「Bグラインド」、最もソール幅が広い「Wグラインド」、半月状で開きやすい「Hグラインド」、バンカーに強い「Eグラインド」、最も操作性が高い「Tグラインド」という特徴から選べます。

ツアープレーヤーからの評価の高いピンウェッジですが、「s259」はプロのような正しい構えから、正確な距離感を出せるようにグリップに3つの新しいデザインをつけています。

リアルコンディションで戦うプロから評価が高いPINGのウェッジ。
「s259」はプロのように打てる工夫もされており、
ウェットなライやラフやバンカーなどどんなシチュエーションからも
“強スピン”が入るクラブに仕上がっています。
※前作比/PING調べ