すべての収納をフロントに集約し、ラウンド中の荷物の出し入れを快適に。また、日本のゴルフコース事情を考慮して、カートに載せたままでも簡単に荷物を取り出せるのも便利。この優れものバッグのポイントを開発者に直撃!
開発者:以前からゴルフ場で特に、カートへキャディバックを積んだ時の不便さを感じていました。たとえば、取っ手と逆位置にある収納ケースの荷物は、カートに積まれると取りづらくなってしまいます。これは多くのゴルファーに共感してもらえるはずです。
そういった不便さをどうしても解消したいという想いから、新しい製品の開発を進めました。日本のゴルファーに合う究極のキャディバッグを作ることを目標に試作品を何度も見直し、ようやく完成したのがこの白と黒の「ワンポケットシリーズ」です。
開発者:"ワンポケット"と言うネーミングではありますが、メインポケットの中に「白」で4個、「黒」で6個の収納スペースがあります。
まず「白」のほうですが、ポケット下部にはゴルフシューズなどかさばる荷物を収納でき、上部の小さいポケットには約15個のボールを収納することができます。「こんなに沢山収納できるなんて意外だね!」というお客様の声も多くいただきますね。
編集部:シンプルな見た目に反してこれだけの荷物が入るなんてすごいですね!一方、「黒」のほうは見た目がシャープなハードタイプの素材だからか、収納スペースがあまり大きくない印象を受けますが・・・。
開発者:いえ、「黒」も収納力抜群です。「白」との違いは内蔵ポケットの数となります。「黒」のほうがより細かい収納ポケットが付いていますので、小物の仕分けなどに便利です。
編集部:「白」と「黒」どちらも収納力に優れていて、それぞれ特徴があるのですね。自分が必要とする荷物や整理したいアイテム応じて選んでみるのもいいですね。
開発者:一般的なキャディバッグによく見られる正面のハンドルは、利便性をフルに活かすためワンポケットシリーズにはあえて付けていません。
実は、カートに載せた時に一番使えるスペースがこの部分なんです。ポケットをレイアウトすることでスペースを最大限活用できるようにしました。
開発者:「白」も「黒」もゴルファーに最大限の利便性を提供できるよう開発しています。カートに載せるとポケット部分が真上を向くようにレイアウト設計したことで、必要なアイテムをすぐに取り出せます。
編集部:私は実際にラウンドで使ってみてこの便利さを実感しました。カートからの上げ下ろしをしなくても、自分がよく使うアイテムをカンタンに取り出せ、ストレス無くポケットを活用することができました。
開発者:カートの揺れによってキャディバッグが回転してしまうケースも想定して、カートのベルトを通すスペースも確保しました。日本のカート固定ベルトのサイズを調査し、どのようなベルトであっても積んだ時に回転せずに安定するよう配慮しました。
編集部:シンプルな構造でありながら、ユーザーに寄り添った設計がされているのですね。常にポケットが上を向いた状態で荷物を取り出しやすいのはかなり快適です。
開発者:ワンポケットシリーズは、口径部分に付いた大き目のハンドルにより持ち運びができるようにしています。ハンドルを持った時にバランスが崩れないよう、何度も検証作業を重ねました。
編集部:これなら正面のハンドルが無くても、スムーズな移動ができますね。細かい部分の機能性も重視されていることが伝わってきます。
開発者:ラウンド中の使用をさらに便利にするため、「白」と「黒」どちらも収納スペースの開閉を1か所だけマグネット式にしました。
実際にコースでサッと取り出したいアイテムがある時、スムーズにアクセスできるのがマグネットポケットの魅力です。マグネットの強度もしっかり検証していますので、自然に開いて中のアイテムが出てしまうこともありません。
編集部:確かにファスナー開閉などの動作が1つ減るだけで、手間やフラストレーションが減りそうですね。
開発者:「白」と「黒」どちらもショルダーベルトの位置を変えることができるため、好みによって自在に持ち方を変更することが可能です。ユーザーの使い勝手を考えた、今までありそうで無かった仕様となります。
編集部:ショルダーベルトは中央、左右の3点に変更可能なのですね。左利きの方でも違和感なく持ち運ぶことができそうです。
開発者:今後もより良い製品を皆様にお届けできることを目指して、カラーバリエーションを増やしてみたり、ポケットの形を変えてみたりと、さまざまな視点での開発に取り組んでいきたいと思います。