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中空構造=飛ぶ。
しかし同時に、「打感は妥協するもの」という声を聞くこともある。
そこで、インパクト時に発生する不要な振動を構造そのもので制御できないか。
と、米国本社のイノベーションチームは考えた。
その答えとして導き出されたのが、空気を内部に取り込むinR-Airテクノロジー。
中空の飛距離性能を保ったまま、打感を根本から変える“打感革命”である。

中空アイアンは「飛ぶ」が、「打感」が課題だった

中空アイアンは、フェースがたわみやすく、飛距離と高さを出しやすい構造です。
一方で、ヘッド内部が空洞になることで、インパクト時の振動が大きくなりやすく、打感が硬く感じたり、打音が高くなりやすいという課題がありました。
これまでも樹脂やバッジで振動を抑える工夫はされてきましたが、「飛ぶけど打感はそこそこ」というイメージを完全に払拭するのは難しかったのが実状です。
『i540』、『iDi』は、この“中空=打感は妥協”という前提を改めて見直しています。

空気を使って振動を抑える inR-Air テクノロジー

『i540』、『iDi』に搭載されている inR-Air(インナーエアー)テクノロジーは、空気を小さなバッグに閉じ込め、ヘッド内部に配置した構造です。
インパクト時に発生する衝撃や不要な振動を、空気のクッションで吸収・分散することで、打感と打音を大きく改善しています。
特に特徴的なのは、打った瞬間の「低くて静かな音」。これまでの中空アイアンにありがちな軽い音ではなく、しっかりとした手応えを感じられる点が大きな違いです。さらに、空気は非常に軽いため、ヘッド内部を軽量化でき、その分、重量配分を最適化できるメリットも生まれています。

タービュレーターや、新PEBAXを開発したイノベーションチームのアイデア

inR-Airテクノロジーの発想は、ゴルフクラブ開発の枠にとどまらない研究から生まれています。
PINGの開発体制には、ゴルフクラブに限らず、さまざまな分野の素材や構造、現象を基礎研究するイノベーションチームが存在します。
そこで生まれた新素材や新構造のアイデアを、デザインエンジニアチームがゴルフクラブへと落とし込むことで、PING独自のテクノロジーが形になってきました。
ドライバーに採用されているタービュレーターやドラゴンフライ・クラウン・テクノロジー、パターの新PEBAXインサートなども、こうした研究の積み重ねから生まれた技術です。

バックフェースにある斜めのラインも単なるデザインではありません。これは i-BEAM(アイビーム)テクノロジーと呼ばれる内部構造で、インパクト時に衝撃や振動が集中しやすいトップレールや背面部分を補強する役割を担っています。
イノベーションチームの研究の結果、振動の集中点を構造的に支えることで、不要な振動を効果的に抑えられることがわかりました。
さらに、i-BEAMテクノロジーには軽量素材を採用することで低重心化にも貢献し、打感の向上と同時に寛容性の向上も実現しています。
こうした構造設計の積み重ねが、 『i540』、『iDi』の進化を実現しているのです。

打感だけで終わらない、飛距離性能とやさしさの向上

inR-Airテクノロジーによって生まれた余剰重量は、トゥ側などに再配分され、慣性モーメント(MOI)の向上に使われています。その結果、『i540』アイアンは慣性モーメントを約2%※向上させることに成功し、シャープな見た目にもかかわらず、ミスヒット時でもヘッドがブレにくく、やさしさを感じやすいアイアンに仕上がっています。
また、4番から7番までの『i540』アイアンのヘッド内部ソール部分には約23g※のタングステンを内蔵し、約3%※の低重心化となっています。低重心化となることで、高弾道でしっかり飛ばせる飛距離性能も実現しています。

飛び系らしい飛距離性能の追求にとどまらず、ミスへの強さや安定感まで含めて完成度を高めた中空アイアンとなっています。

  • ※前作比/当社調べ

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