FITTING CASE REPORT///

皆さん、こんにちは。フィッティングスペシャリストの藤原です。

今月よりSNS関係のリニューアルがあり、スペシャリストブログは毎週木曜を担当することになりました。内容としてはフィッティングに特化した内容でお送りいたしますので、要チェックでお願いいたします。

さて、本日はフィッティングのケースレポート(アイアンライ角編)です。

フィッティング体験者 30代女性Aさん

身体測定:身長163cm、手首から床までの長さ32インチ、一番長い指の長さ3インチ、手のひらの長さ7インチ。

体型に合うクラブスペック:カラーコードPURPLE、クラブ長メンズ用標準長さより-1/4インチ グリップサイズAQUA

9.30.2

フィッティング前インタビュー:3年前にレディースモデル セリーヌアイアンをフィッティングをして購入。その当時はゴルフを始めたばかりの初心者でスイングも身に付いていませんでしたが、体型に合わせてカスタムオーダーでクラブを作っていただき、1年間ゴルフスクールにも通っていました。最近は独学ですが週1回はゴルフ練習場、2ヶ月に1回はゴルフコースに出かけています。

今回、再度フィッティング会に参加した理由は、スライスに悩んでいて、クラブのトゥ側にしかソールが擦らないので、ライ角度が合っているのか気になっています。

 

フィッティング前のAさんの印象:体型ではカラーコードはPURPLEで日本人女性では一般的なライ角度で落ち着いたAさん。しかしAさんのスイングの特徴はアップライトスイング(縦振り)で力強いスイングをされておりました。

いざ、ライ角チェックへ!

まずはマイクラブのライ角をチェック。インパクト時にソールのどの部分が地面に当たっているか確認していきます。IMG_1320

Aさんのクラブを確認した所、案の定ヒール側がかなり浮いた状態でインパクトしており、下図の一番右のイラストの状態です。

ソールのトゥ側に跡がつく場合はクラブフェースがターゲットに対してオープンの状態となり、スライスを引き起こす要因となります。

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Aさんの場合、インパクト時で判断した場合のカラーコードは、体型よりも4段階アップライトのYELLOWでソールの真ん中を擦るようになりました。

これで決定!?いえいえ、違います。

 

最終確定は弾道チェックで!

Aさんの悩みはスライス。
カラーコードYELLOWで解消されているかが、フィッティングの肝です。

Aさんの場合はYELLOWだとアドレスをした際にトゥ側が浮きすぎてしまい、構えにくいということ。そして、やや左へのフックのミスも出てしまったため、最終的にはYELLOWよりも1段階フラットにして、カラーコードはBLUEとなりました。

 

フィッティングEYES:ピンのフィッティングにおいて、カラーコードの選定には大きく分けて2通りとなります。1つ目は体型に合わせること。2つ目はスイングや弾道にあわせること。どちらを基準に選定するかはゴルファー自身の選択となりますが、スイングが固まっていない初心者は前者、スイングがある程度固まっている方は後者を基準に選定されると良いでしょう。

 

追記「アマチュアはいつもスイングが固まっていないからな~!」とおっしゃるベテランゴルファーさん。安心してください。弾道が安定していなくもスイングというのはある程度の暦があれば固まっていますよ。

 

PLAY YOUR BEST!