PING CADENCE TR PUTTER モデル紹介⑦ ≪Ketsch355&388≫其の二

こんにちは。ピンフィッティングスペシャリストのアキモトです。

前置き無しでさっそく、本題の≪Ketsch≫の魅力を!

 

ご存じの方も多いとは思いますが、≪Ketsch≫は2014年の夏に数量限定で販売されています。上が当時のモデル画像、下が最新の≪CADENCE TR Ketsch≫です。
20150424 旧Ketsch20150424 新Ketsch
限定販売時はさほど表立った打ち出しもなく静かに販売されていたので、気が付いた時はすでに500本完売。悔しい思いをされた方もいらっしゃった事と思います。今回は定番商品としてラインナップ。形状は今回のCADENCE TR≪Ketsch≫も同様ですが、ソールプレートのデザイン変更と、新TR溝が採用されました。

 

それでは、いろんな角度から。

 

・上から
→とても落ち着いた印象のある形状です。 精密ミーリングにマットブラックのコーティング仕上げがとても綺麗で、大型マレットでもその仕上げから、ゴルファーの繊細なタッチを引き出してくれそうです。
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・正面から
≪Ketsch≫は、転がりが更に伸びつつ、打点のブレに寛容な新TR溝がアルミボディに”直接”掘り込まれています。”どこに当ってもてもいいんだ”という性能は想像以上に多くの恩恵をもたらしてくれます。
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正面やや上から
→ボールサイズに刻まれたやや太めのラインアライメントが、カップまでのラインを浮き立たせます。パタークラウン部分から両サイドに滑らかなスロープで丸みを持たせ、超精密なミーリングヘッドと、柔らかな曲線が融合し、集中しながらもリラックスしたパッティングストロークを引き出します。
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・後方から
→後方へ向かって低く長く伸びたヘッドクラウンは、G30ドライバーの”深く低い重心位置”とのつながりを感じさせます。” ヘッドの大きな慣性を味方につけて、方向を定めたらヘッドの動きたいようにストロークを行うと、カップインに向けてパターが後押ししてくれます。
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・トゥ側斜め前から
→TR溝、クラウンのミーリング跡とスロープの曲線を見事に一つの形として成り立たせています。プレー時以外もその手触りや、造形を眺める楽しみも、もれなく付いてきます。6061アルミボディーですので、クラウンやフェースは特に気を使い、大切に永く使ってあげてください。
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ヒール側後方から
→フェース近くまで左右の肉を落とし、トゥーヒールへの重量分散と、ボール幅の白いラインアライメントから同じ幅で構成された中央クラウンがカップまでの道筋をナビゲート。ネガティブな発想など一切させません。
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・ソール面
→重さの違うステンレス製ウェイトが、ソール面後方のほとんどを占めています。このステンレス製プレートには2種類の重さがあり、”355g”と”388g”のヘッド重量に設定してあります。フェイス寄りにミーリング彫刻されたPINGロゴ。”PINGエンジニアリングの魂”が静かにカップインを見守ってくれているようです。
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≪Ketsch≫≪Rustler≫比較、上面
→先日ご紹介させていただいた≪Rustler≫と同じ大型マレットの≪Ketsch≫。輪郭はほとんど同形状ですが、ステンレスとアルミでは大きな比の違いで、同サイズでも肉の付け方が全く違いますね。
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≪Ketsch≫≪Rustler≫比較、ソール面
→実はこの両者、同じサイズでも重心深度には差があります。≪Ketsch≫は深い重心配置に対し、、≪Rustler≫は見た目ほどは深くありません。軽量アルミボディーの底部後方にたっぷりとインサートされた≪Ketsch≫に対し、≪Rustler≫はソール面への異素材は無し。全項目の写真でシャフト挿入ポイントが≪Ketsch≫の方がフェース近くに設定されているのに対し、≪Rustler≫は少し内側にありあます。重心位置とシャフトの配置関係から、≪Ketsch≫はヘッド自体が自然にボールを押し出してくれる要素が強めで、≪Rustler≫は自らの意志でしっかりヒットするイメージを出しやすくなっていて、前作≪Scottsdale TR Grayhawk≫に近い性能です。以上から、≪Ketsch≫はCADENCE TRシリーズ中、最もオートマチックなモデルと言えます。20150424 10

 

CADENCE TR≪Ketsch≫はこんな人にもオススメ!

・人のもっていない物が欲しい。
・Docシリーズや、NOMEシリーズの質感、打感が気に入っている。
・目標に対してちゃんと構えられない。
・直進性の高いパターが欲しい。
・とにかくパターの性能に救われたい。

 


CADENCE TR≪Ketsch≫の奥深い魅力、感じていただけたでしょうか?試打、フィッティング御予約はこちらから
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