バンカーショットの救世主『BunkR』誕生!
アイアンに近いシャープな見た目とあらゆるライからやさしくランニングアプローチが打てる性能で人気となった『ChipR(チッパー)』に兄弟モデルが追加されました。その名も『BunkR(バンカー)』。多くのゴルファーが苦手意識を持ち、敬遠するバンカーからの脱出を可能にする救世主とも呼べるクラブに仕上がっています。
バンカーショットはシングルプレーヤーでも約2割が「グリーンを外す」
「バンカー」と聞いてどんなイメージが湧きますか? もちろんキレイにボールを飛ばして寄せワンに成功することもあるでしょうが、それ以上にダフリやホームランで大叩きした経験が多いのではないでしょうか。
実際、PINGが独自に行った調査でも、バンカーの難易度の高さが明らかになっています。バンカーからグリーンを狙うアプローチの結果をハンディキャップ別にまとめたデータによると、ハンデ20のゴルファーで42%、ハンデ8のシングルプレーヤーでも19%の確率でグリーンを外していました。寄せワンどころか、しっかり脱出してグリーンに乗せるだけでも難しいのがバンカーなのです。

またPINGが2024年にスタートしたウェッジの「Webフィッティング」においても、4人に1人のゴルファーがクラブ選びにバンカーでのパフォーマンスを重視しているという統計も出ています。
バンカーがやさしく打てて、確実に脱出できるようになることは多くのゴルファーにとって、切実な願いなのです。
バンカーからの脱出に特化した「BunkR」を新開発
今回、PINGでは1982年に誕生した名器『EYE2』をベースに、バンカーショットに特化したクラブの開発を行いました。
『EYE2』は革新的なキャビティバック設計によってヘッドを低重心化し、高い寛容性を持ったアイアンセットとして一世を風靡しました。その優れたミスヒットへの強さ、圧倒的なスピンを生む独自の溝はゴルフ界におけるルール改定のきっかけになるほど、ゴルフのパフォーマンスに大きな影響を与えました。

その『EYE2』の中でも特に高い評価を受けているのが、やさしさを追求したウェッジです。
トゥを伸ばした独特な形状によってヘッドの高慣性モーメント化に成功し、ラフやバンカーで当たり負けずに安定したショットが可能となりました。またダブルバウンス設計のソールによってバンカーからやさしく脱出できたことも大きな特徴で、数十年経った今でもそのやさしさに惚れ込んで愛用するゴルファーがいるほどです。
そんな『EYE2』ウェッジをよりバンカーに特化させて、現代風に進化したクラブ、それが『BunkR』です。


トゥが伸びた伝統的な『EYE2』形状のヘッドを採用し、フェース全面に溝を入れることで構えた時の安心感を高めています。また、ネックに強いオフセットを付けることでボールの拾いやすさを出し、ホーゼルは砂の抵抗を受けづらいように形状を工夫しています。
さらにロフト角は通常のSWよりも大きい64度に設定。これにより、フェースを開くことなく、スクエアに構えてもふわっとボールを上げるアプローチが可能となりました。アゴの高いバンカーでも楽に脱出でき、グリーン周りのさまざまな状況からやさしく高い球を打てるようになっています。

『BunkR』の性能を決定づけるキモとなるのが新設計された「ワイドソール」です。従来の『EYE2』ウェッジは、フェースを開いて使うことを想定したソール設計でしたが、『BunkR』はフェースも、スタンスもスクエアに構えて使った時に性能が出るように設計されていることが特徴となっています。
まず、ソール幅をかなり広めに取り、ミスヒットへの強さを高めています。ツアープロにも人気の『s159』のハイバウンスモデル「Wソール」と比較して19%も広くなっています。
寛容性を高めると同時にソールの滑らかな抜けにもこだわりました。ポイントになるのはソールの「有効バウンス」です。あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、「有効バウンス」とは、リーディングエッジからソール後方のトレーリングエッジに入る部分、つまり頂点までの幅のことを指します。ショットした時に地面に接する部分になりますので、ソールのパフォーマンスに直結する重要な指標となっています。

『BunkR』はバウンス角を14.5度と大きめにしただけでなく、「有効バウンス」も大きくなるようにソール全体の形状を調整しています。ボール手前の砂にスクエアにフェースを入れることでヘッドが砂に潜り、大きめのバウンス角と有効バウンスによってソールが滑るように抜けてくれます。
実際にバンカーで『BunkR』を使ってみるとそのあまりのやさしさに驚くはずです。砂を爆発させるような難しいテクニックは必要なく、手前の砂にヘッドを落とすだけで簡単にボールはバンカーの外に飛んでいきます。硬いバンカーでも、やわらかいバンカーでも、深いラフでも関係ありません。『Bunk R』を手にすれば、ツアープロのようなふわっと上がるロブショットがいとも簡単に打てるようになるのです。
初心者から上級者までアプローチをやさしくしてくれる

『BunkR』や『Chip R』などのクラブは初心者用と考えがちです。たしかに工夫を凝らしたヘッド構造によってアプローチが劇的にやさしくなりますから、初心者の方でもグリーン周りで行ったり来たりするミスを防ぎ、スコアを安定させることができるでしょう。しかしその恩恵は何も初心者だけのものではありません。アプローチに悩む中・上級者にとっても大きなメリットのあるものなのです。
BunkRをチェック>https://clubping.jp/product/product2025_bunkr.html

2025/01/07 18:53